TOEIC Part2で「おかしい」と感じる正体
Should I bring an umbrella? → The weather forecast says rain.
(傘いる? → 天気予報が雨だって)
「持っていけ」とも「いらない」とも言ってない。でも正解。
おかしくない? 僕もそう思った。
でも、おかしいって思えた時点で、最初の関門は突破できてる。
そもそも英語が聞けてなかったら、「おかしい」なんて思わない。
「何言ってたんだろう…」って感想になるはず。
「おかしい」と思えたってことは、問題の意味も選択肢の意味も、ちゃんと中身をつかめてた証拠。
その上で「噛み合わない」と論理的に判断できた。
聞けてないんじゃない。会話のルールが違うだけ。
意味が一致しないと感じるのは、まともに英語を勉強してきた人なら当然の反応。
教科書はきれいなやり取りしか扱わなかったから。
「そこの席空いてますか?」
教科書なら → はい / いいえ
でもTOEICだと → 「同僚が戻ってきます」
(Yes/Noを飛ばして理由だけ返す)
Part2には罠が3つある。
ほとんどの人が最初に❶でつまずく。
でも❶を解決しても、本番ではその後ろに❷と❸が順番に待ってる。
自分が今ハマってるのは、たぶん❶。
だから❶から読むのが普通。
でも❶だけ取れるようになっても、本番でPart2が安定するわけじゃない。3つ全部潰して初めて、Part2の点が動く。
TOEIC Part2パターン1「え、これが正解?」が起きる理由
最も多いパターン。Part2の半分以上がこれに該当する。
問題:Should I bring an umbrella?
(傘持っていくべき?)
A:I’ve seen one somewhere.
(どこかで見たことある)
B:The weather forecast says rain.
(天気予報が雨だって)
C:Yes, please do.
(はい、どうぞ)
→ Bが正解
「持っていくべきか」に直接答えてない。
でも「天気予報が雨だよ」は「持っていけ」と同じ意味。
にっしーCの方が直接的じゃない?
チャッピー実際の会話を想像してみて。「傘いる?」って聞かれたとき「はい、どうぞ」って答える?
にっしー…「雨降るらしいよ」って言うかも
チャッピーそれが自然な会話。TOEICはそっちを正解にしてる
同じ問題でも、聞き取れる人と聞き取れない人では頭の中が違う。
問題:Where is the station?
【引っかかる人の頭の中】
A:It’s near the park. (場所だ!→ これだ)
B:I’ll show you. (場所じゃない… → 除外)
C:Yes, I did. (全然違う → 除外)
→ Aを選ぶ → 不正解
【聞き取れる人の頭の中】
A:It’s near the park. (公園の近く?曖昧すぎない?)
B:I’ll show you. (案内してくれるんだ → 自然)
C:Yes, I did. (質問に答えてない → 除外)
→ Bを選ぶ → 正解
違いは1つだけ。
引っかかる人は「質問の答え」を探してる。
聞き取れる人は「会話として続くか」で選んでる。
このパターンの見分け方:
「質問の答えになっているか」ではなく「実際に誰かに言われたら、自然に感じるか」で判断する。
間接的でも、会話として成り立っていれば正解。
にっしー「答えになってないのに正解」って、慣用句みたいなもの?
チャッピーそう。例えば「Get on the same page」って表現、聞いたことある?直訳すると「同じページに乗る」だけど、ビジネスでは「認識を合わせる」って意味。知らないと意味わからないけど、知ってる人にとっては普通の表現。Part2の間接応答も同じで、会話のパターンを知らないだけ
にっしーじゃあ、この機会に違和感を消しておこう
このパターンの今日やること
- 公式問題集のPart2を10問解く
- 間違えた問題で「実際にこう言われたらどう感じる?」を考える
- 正解の選択肢を日本語の会話に置き換えて納得する
- 例:「天気予報が雨だって」→「傘持ってけ」と同じだな、と理解する
📌 もう少し深くPart2の聞き取りを鍛えたい人
→ Part2が7秒で聞き取れる2週間の勉強法
ここで終わると、本番でまた落とす。
パターン1を解決しても、Part2は25問ある。
聞こえた単語に引っ張られて落とす罠(パターン2)が後ろで5〜6問待ってる。
パターン1で取れるようになっても、パターン2で5問落とすと結局スコアは動かない。
→ パターン2へ
TOEIC Part2パターン2 聞こえたから選んだ答えが不正解だった
パターン1は判断基準の問題だった。こっちは耳の問題。
Part2には、わざと問題文と似た音を選択肢に入れるパターンがある。
問題:Did you watch the news?
(ニュース見た?)
×:I washed my car. (車を洗った)
watch → washed
音が似てるだけ。会話として続かない。
問題:Where is the meeting room?
(会議室どこ?)
×:The meeting was canceled. (会議は中止になった)
meeting → meeting
同じ単語を繰り返してるだけ。場所を答えてない。
問題:When will the train arrive?
(電車いつ来る?)
×:The training starts at nine. (研修は9時開始)
train → training
似た単語だけど、まったく別の話。
このパターンに引っかかる人の共通点がある。
聞き取りに自信がないから「聞こえた単語」を頼りに選んでしまう。
にっしーでも聞き取れないから、似た音を選んじゃうんだけど…
チャッピー逆。「問題文と同じ音が聞こえたら疑え」。Part2で問題文と同じ単語・似た音が出たら、ほぼ不正解
これはルールとして覚えてしまっていい。
Part2の正解は、問題文とは別の言い回しで返すことが多い。
同じ音が聞こえたら「あ、これトラップだ」と思った方がいい。
このパターンの見分け方:
問題文と同じ単語、または似た音(watch/washed、train/training)が選択肢に出たらまず消去する。
消去してから、残った選択肢で「会話として続くか」を判断する。
にっしーちょこちょこ似てる音でひっかけにくるよねー
チャッピー多い。例えば「resume」は同じ綴り・ほぼ同じ音で「履歴書」と「再開する」の両方の意味がある。「right」と「light」みたいに、日本人には同じ「ライト」に聞こえるけど英語では違う単語っていうのもある。日本語でも「雨」と「飴」は字が違うけど音はほぼ同じで、文脈で無意識に聞き分けてるだけ。英語だと聞く力がまだそこまで育ってないから、引っかかる
にっしーこういう「同じ音だけど別の意味」、出会ったらメモしておくといいか
このパターンの今日やること
- 間違えた問題で「問題文と同じ音・似た音」を探す
- あったら赤で印をつける。3日で「似た音=トラップ」が体に入る
- 選択肢に似た音が出たら、まず消去法で除外する癖をつける
- よく出るペア:watch/washed、copy/coffee、work/walk、train/training
📌 リスニング全体で「聞こえた単語で選ぶ癖」を直したい人
→ Part3が聞けない本当の理由|語彙じゃない、流れをつかめていないだけ
ここまでは「前半の話」。本番のPart2は25問ある。
パターン1とパターン2で前半は取れるようになる。
でもPart2の後半(Q.16以降)は質問の形式が変わる。集中も切れる。
ここで4〜5問落とすと、せっかく前半で稼いだ分が消える。
→ パターン3へ
TOEIC Part2パターン3 後半どんどん難しくなってる気がする
パターン1も2も分かった。でも本番で後半が崩れるのは、また別の問題。
Part2は25問。前半と後半で問題の性質が変わる。
【前半に多い】直球タイプ
問題:Did you finish the report?
→ Yes, I did. / No, not yet.
質問に対して直接答える。取りやすい。
【後半に多い】間接タイプ
問題:Did you finish the report?
→ I’m still working on it.
(まだやってる途中)
YesでもNoでもない。でも会話として自然。
問題:Has the budget been approved?
(予算は承認された?)
→ We should hear back by Friday.
(金曜までに返事が来るはず)
承認されたかどうか言ってない。でも「まだわからない」と同じ意味。
さらに後半には、質問の形すら変わるものがある。
問題:The conference room is booked until 3, isn’t it?
(会議室は3時まで予約されてるよね?)
→ Let me check the schedule.
(スケジュール確認するね)
Yes/Noで答えてない。でも「確認する」は自然な返答。
これは「付加疑問文」。Yes/No疑問文とは判断基準が違う。
前半は「質問→直接の答え」で取れる。
後半は「質問→間接の答え」に変わり、さらに質問の形式自体も変わる。
判断基準が前半のままになってる。これがひとつ目の理由。
にっしーじゃあ最初から「間接回答」を意識すればいい?
チャッピーそう。前半も後半も同じ基準で「会話として続くか」で判断する。前半は直球も間接も両方「会話として続く」から、どっちも正解になれる。後半は間接だけが続く
それから、もうひとつ。
Part2は30問ある。後半になると、単純に飽きる。
「あと何問?」って数え始める。
「リスニング100問だから、今23問目、残り7問…」って引き算したりする。
その瞬間、頭は問題から離れてる。
気が逸れた1秒の隙に、次の問題が始まってる。
気づいた時にはもう半分聞き逃してる。
「判断基準が変わる」より「そもそも集中がない」方が、後半崩壊の本当の正体かもしれない。
このパターンの見分け方:
前半は取れるのに後半で崩れる人は、2つの原因が重なってる。
判断基準の問題 → Q16以降で「でも会話としてどうか?」と問い直す。
集中の問題 → 「あと何問?」と数え始めた瞬間に「今、この問題」と意識を戻す。
その1秒の切り替えで後半の正答率が変わる。
にっしーPart2は解き終わったら意識的に目を閉じて、大きく息を吐いてたよ。問題文も先読みしなくていいから
チャッピーそうやって自分で切り替えたり、沈むを作れれば、集中力も続くようになってくるよ
このパターンの今日やること
- Part2を通しで25問解いて、前半(Q7-15)と後半(Q16-31)の正答率を分けて記録する
- 後半の正答率が前半より15%以上低いなら、このパターン確定
- Q16以降だけ10問抜き出して集中練習する
- 間接回答と付加疑問文に慣れるまで、後半だけ繰り返す
📌 Part2の後半で崩れるなら、そもそもどのPartから取るかを考え直してもいい
→ TOEIC600点、どのPartから取る?実データで見えた優先順位
最後に Part2は「迷っていいゲーム」だ
3パターンを見てきた。最後にもうひとつ、全部に共通する話。
選択肢を聞きながら、こんな選び方になることがよくある。
A:絶対違う
B:合ってるかも、でももっといい答えもありそう
C:なんか違う
→ だからB
「迷いなく1つに決まる」感覚と、
「他よりおかしな組み合わせにならないからこれ」っていう感覚は、別物。
Part2は後者で正解になることが多い。
迷ってもいい。
迷いながら「他より変じゃないやつ」を残す。
これがPart2の解き方。
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