TOEIC300点台からスタートして、900点を目指す過程を発信するブログです。
はじめまして、にっしーです。
36歳の会社員です。
資格やスキルを学ぼうとしても、挫折ばかりで身につきませんでした。
悔しいけれど、やりきったことが、ありません。
でもTOEICだけ、まだ続いています。
「なんでこれだけ続いてるんだろう」
自分でも不思議でした。
その理由が、途中で見えました。
300点台から始めて、今660点です。
900点はまだ遠いです。
まだ途中です。
- なぜ英語を始めたのか。
- 何も続かなかった僕が、なんで勉強を続けられたのか。
- 点数が急落することがあっても、あきらめなかったのか。
そんな、これまでの道のりを、お話したいと思います。
英語は趣味じゃない。武器にする。
会社員を15年以上やってきて、ふと気づいたことがあります。
僕が持っているスキルは、全部「この会社でしか使えないもの」でした。
社内の承認フロー。
独自システムの操作手順。
誰に根回しすればいいかの暗黙知。
10年以上かけて身につけたそれらは、
会社の外に出た瞬間、ゼロになるものばかりでした。
積み上げてきたつもりのものが、実は外の世界では全く通用しない。そう思うと、めまいがしました。
会社を出ても、場所が変わっても、自分に残るもの。
何があっても失われないもの。
そういうものが、1つでいいから欲しかったです。
でも、探してみたら何もありませんでした。
36歳、スキル欄が空白だった
「自分には何がある?」
ある夜、ベッドの中でふとそう考えて、答えが出ませんでした。
天井を見つめたまま、何も浮かびませんでした。
資格はない。特技もない。
趣味と呼べるものすら、どれもこれまで途中で投げ出してきました。
転職サイトに登録してみたことがあります。
プロフィール欄に「スキル」の入力欄があって、
カーソルが点滅したまま、何も打てませんでした。
簿記を始めて3週間でやめました。
プログラミングは教材を買って2日で開かなくなりました。
三日坊主すら達成できなかったのは恥ずかしくて友達にすら話せたことがありません。
履歴書に書けることが「勤続年数」しかありません。
そのことに、36歳になって初めて背筋が冷たくなりました。
このまま40代に入って、50代になって、
会社が傾いたら?リストラされたら?
手元に何が残る?
転職サイトのタブを閉じました。
スマホを裏返して、テーブルに伏せました。
「遅いよ」と笑われた翌日、問題集を買った
簿記もプログラミングも続きませんでした。
でも何かやらないと、あのスキル欄はずっと空白のままです。
英語にした理由は、正直たいしたものじゃありません。
どこの会社でも使えそうで、履歴書に点数が書けます。
旅行とかでも英語喋れたら楽しそうだし。
なんて軽い理由ですよね。
それを友達に話したら、飲みの席で笑いながら言われました。
「アラフォーから英語やっても遅いよ」
悪気はなかったと思います。酔った勢いの軽口です。
周りも笑っていました。
悔しくて何か言い返したかったのですが、なにも言い返せず笑って流しました。
それからずいぶん酔っぱらってしまったのか、そのあとのことはおぼえていません。
でも翌日、悔しい気持ちをかかえたまま、本屋でTOEIC公式問題集を買ってきました。
10月6日、勉強を始めました。
英語は得意じゃありません。
学生時代、成績で5を取ったことは一度もありません。2はあります。
でも大人になった今なら、平均点くらいは取れるだろうと思っていました。
社会人経験もあるし、まあ500点くらいはいけるんじゃないかと。
根拠のない自信だけありました。
採点してみたら300点台でした。
みぞおちを殴られたみたいな気分でした。
その夜、晩ごはんが食べられませんでした。
口に入れた食事の味がしなくて、うまくのみこめない。
妻が作ってくれたおかずがテーブルに並んでいるのに、手が伸びませんでした。
「食欲ない?」と聞かれて、「ちょっと胃が重くて」とだけ答えました。
人並みですらない。300点台。
中高生の方がいい点数を取れるんじゃないか。
友達の「遅いよ」が頭の中で鳴りました。

670点。コンビニでスイーツを4個買った
300点台の現実に打ちのめされても、なぜか諦められませんでした。
あの転職サイトのスキル欄が、まだ頭にありました。
ChatGPTに勉強法を聞いてみました。
僕のレベルに合わせた学習プランを教えてくれて、
その通りにやったら、ミニ模試の点数がどんどん伸びていきました。
僕は勉強ができる!
生まれて初めてそう思いました。
模試をやるたびに点数が上がりました。
毎日上がりました。
勉強して、点数が上がる。
そんな当たり前のことが、僕には生まれて初めてでした。
670点。
なーんだ、TOEICなんて余裕じゃん。
浮かれて、帰り道にコンビニでスイーツを4つも買いました。
いつもなら1つも買わないのに、レジに4つ並べました。
妻とスイーツパーティをしました。
「どうしたの?こんなに買ってくるなんて珍しいね」
「いやーTOEICの点数よくて嬉しくなって買っちゃった」
「そっかー、また点数上げて買ってきてよ」
スイーツを食べながら、ふと思いました。
簿記もプログラミングも3週間持たなかったのに、これはまだ続いています。
この時は来週は専門店のプリンでも買っちゃおうかなと内心浮かれていました。
でも、この夢は続きませんでした。
670点→585点→405点。落ちるところまで落ちた
翌日、585点。
あれ?100点近く下がったぞ?
調子が悪かっただけだよな。たまたまだよな。
そう自分に言い聞かせました。
でも、結果を閉じる時、手のひらが少し汗ばんでいました。
それから、模試を受けるのが怖くなりました。
昨日の670点は何だったんだ。
あれは本物じゃなかったのか。
TOEICのアプリを開くだけでもためらっていました。
勉強のために寄った帰りのカフェなのに、ほとんどの時間がゲームやSNSでとけてしまいました。
いい加減に模試ぐらいやらないとな。
ゲームをする時は軽いスマホが、テストをしようと思っただけで重く感じました。
405点。
670点から265点落ちました。
このまま振出しまで戻るんじゃないかと焦りました。
405という点数、何度見たって変わらないのは分かっているのに、何度も見返して頭をかかえました。
「また点数上げて買ってきてよ」と笑ってくれた妻に、点数が上がったと嘘をついてアイスを買って帰りました。

ストックホルムで「Where are you from?」と聞けた
勉強から逃げたかった。ちょうどそのタイミングで、ずっと前から決まっていたストックホルム旅行がありました。
初受験の日が近づいているのに、こんなことしていていいのだろうかと思いながら行きました。
苦しまぎれに飛行機の中では、キクタンを聴いて過ごしていました。
勉強している気にはなっていたけど、入国審査で何を聞かれるかなんて調べてもいませんでした。
「What brings you to Stockholm?」
やばい。「ホリデー!」「ツーナイト!」としか返せず、あとは妻が答えてくれました。
でも、別の日。
広場で家族に写真撮影を頼まれました。
スマホを返すとき、自然と「Where are you from?」と聞いていました。
誰にも頼まれてない。テストでもない。
ただ聞きたかっただけです。
お父さんは「Congo」と答えてくれました。
「Oh nice, you came from far away!」と返しました。
「Where are you from?」と聞き返されたので、「Japan」と答えました。
「Oh, Japan!」と言って、ぺこりとおじぎしてくれました。
日本のイメージがお辞儀だったみたいです。
簡単な英語でした。中学生でも言えます。
でも、会話になりました。
帰りの飛行機で、ずっとそのことを考えていました。
たった一言だけど、使えた。
英語って楽しいかもしれない。初めてそう思いました。
下の写真に写っている右下の人が、そのお父さんです。

初めてのTOEIC本番。560点だった
12月10日、初めてTOEICの本番を受けました。
周りの受験者がみんな自分よりも勉強ができそうに見えました。
席が一番後ろだったこともあって、なんだかみんなを後ろから追いかけてるけど追いつけない。受験する前からそんな気持ちでした。
受験中もペースを周りに奪われたような感覚で、今までの模試と違って冷静に受けることができず、達成感もないまま初回のテストを終えました。
3週間後、届いた封筒を開けました。
560点。
アプリでは640点を超えたこともあったのに、
本番では600点にすら届いていませんでした。
テーブルに結果を伏せて、トイレに行きました。
鏡に映った顔が情けなくて、目元を拭いました。
少しだけ泣きました。
また妻に嘘をついた。「目が疲れてるのかな」と笑って、リビングに戻りました。

2回目のTOEIC。本番で600を超えた
飲み会がある日も旅行の日も、5分でもいいから開きました。
ただ、簿記やプログラミングの時とは何かが違いました。
怖くて逃げた日も、嘘をついた日も、翌日にはまた開いていました。
2回目のTOEIC。600点。
40点しか上がっていない。
数字だけ見たら、たったそれだけだ。
でも、本番で600を超えた。
模試の600と、本番の600は重さが違う。
知らない人に囲まれて、リスニングの音声が容赦なく流れていく中で、
時間に追われながら、自分の手で取った600点。
405点に崩壊した日も、37分で止めた日も、
39度の熱で5分だけ開いた日も、
全部この600点の中に入っている。
600点は平均点です。特別な点数じゃない。
でも、300点台から取りに行った600点が「普通」かどうかは、取りに行った人間にしかわからない。
結果を見た時、前回みたいに泣きませんでした。
代わりに、深く息を吐きました。

英語を続けて、やりたいことが見えてきた
簿記もプログラミングも、鳥かごの中でうまくやるスキルでした。
会社が変われば使えなくなる。
英語は違いました。
ストックホルムの広場で使えた。会社の外でも、国の外でも持っていける。
始めた時はそんなこと考えていませんでした。
履歴書に書けそう。旅行で使えたら楽しそう。その程度です。
でも300点台から600点を取りに行く間に、変わりました。
アラフォーが「英語できます」と言っても、誰も信じません。
だから900点という名刺を作ります。
英語を使って、会社の外でも収入を得られるようになりたい。
そこまでできたら、無駄じゃなかったと胸を張れます。
このブログで書いていること
330点から始めて、100本以上書いてきました。
「Part5の解き方3選」みたいな攻略記事は書いていません。
つまずいた場所と、そこで何を考えて、何を変えたかの記録です。
600点を取った。周りに言ったら「まあまあだね」と返された。
その一言がなぜ引っかかるのか。
→ TOEIC600点は普通じゃない-英検と富士山で考えたら見え方が変わった
解説を読めば納得する。でも次の模試でまた迷う。
Part5でこれが続く人は、たぶん同じところで止まっている。
→ TOEIC Part5「わかってるのに点が伸びない」理由
85点落ちた翌日、何をしたか。
プロフィールでは書かなかった部分の記録。
→ TOEIC点数が下がった時の対処法-670→585→600点の記録