4月、模試の点が動かなかった。
610、590、610、625。
毎週受けてるのに、ずっと600のあたりにいる。
正直、模試の点はあんまり信じてなかった。
受けるたびに暴れるから。
でも、信じてないわりに、結果を開くときは毎回ドキッとしてた。
そのまま4回目の本番を受けた。──そしたら、模試では一度も触れなかった数字が出た。
変えてないのに、伸びると思ってた
3/15で、660が出た。
次は730。そう決めて、4月も同じことを続けた。
660の次は、また伸びる。
なんとなく、そう思ってた。
やったのは、単語帳と、週に一度の2時間模試。
それだけ。特別なことは何もしてない。
模試のスコアはこうだ。
3/23、610。
3/29、590。
4/5、610。
4/12、625。
伸びてない。600の前後を、行ったり来たりしてるだけ。
変えてないのに、変わると思ってた。
同じことを続けて、別の結果を待ってた。
変えたことは、何もない。なのに、本番だけは動いた。──じゃあ、何が?
模試の点は、最初から信じてなかった
模試は、受けるたびに点が暴れる。
同じ自分が、同じ部屋で、同じ2時間を使って受けてる。
なのに、出てくる数字は毎回ちがう。
最初は、自分の調子のせいだと思ってた。
今日は集中できた、今日はダメだった、と。
でも、ちがった。
暴れる原因は、模試そのものにあった。
模試は、回ごとに難易度がばらつく。本番は、品質が一定。
模試は、でこぼこの地面だった。
同じ歩幅で歩いても、地面が上下するから、足の高さが毎回ちがう。
だから僕は、模試の点を信じてなかった。
でも、おかしな話だ。
信じてない。なのに、結果を開くたび、もっと伸びていてほしかった。
信じてない数字に、一喜一憂してた。
模試はギザギザ。信じる対象じゃない。──じゃあ、本番は?
模試はギザギザ、本番だけ階段だった
本番の点を、4回ぶん並べてみた。
模試があれだけ停滞してたんだ。
本番だって、似たようなものだろう。そう思って並べた。
560。
600。
660。
690。
一度も下がってない。
模試はあんなにギザギザだったのに、本番だけ、段が揃ってた。
でこぼこの地面の上を歩いてたはずなのに、本番という写真だけ見ると、きれいな階段をのぼってる。
同じ自分だ。同じ毎日を続けてただけ。
なのに、模試と本番で、出てくる形がまるで違う。
──じゃあ、本番だけ、何が動いてたんだ?
点は320のまま、でも中身は別人だった
読解の点を見た。
Rは、320。
前回も320。1点も変わってない。
横ばいだ。やっぱり読解は止まってる。
そう思いながら、中身を開けた。
そしたら、別人だった。
長文の正答率。
前回は66%。今回は97%。
前は読めなかった文章が、読めてた。
なのに、Rの合計は320のまま動かない。なぜか。
文法のパートが、87%から67%に下がってた。
長文で上がったぶんを、文法が打ち消してた。
だから合計は、きれいに320で止まる。
読めるようになった実感はあった。でも、点には1ミリも出てない。
点に出ない前進が、数字の裏で起きてた。
──なら、点が動かない毎日、僕は何を見て続けてたんだ?
点が動かない毎日、何を見て続けたか
模試の点は信じてない。本番は、数ヶ月に1回しか来ない。
じゃあ、その間の毎日、何を頼りに続けてたのか。
普通は、点を見て続けるんだと思う。
点が上がれば嬉しいし、続ける理由になる。
でも、僕が見てたのは点じゃなかった。
昨日解けなかった文法の型が、今日は解けた。
その感触だけを見てた。
点は動かない。でも、解ける型の種類は、少しずつ増えていってた。
ただ、正直に言う。
手応えはあった。でも、確信はなかった。
半分は、気のせいだろうと思ってた。
それでも、日課だけは止めなかった。
──でも、その感触も、結局は数字に出なかった。
690。過去最高。でも、ぜんぜん足りなかった
4/19。本番、4回目。
結果は、690。過去最高だった。
過去最高なんだから、嬉しいはずだろう。普通は。
でも、狙ってたのは730だった。690は、40足りない。
中身を見れば、穴も残ってた。
あるリスニングのパートは60%のまま。長文の後半も、48%のまま動いてない。
過去最高。なのに、足りなかった。
690は、ゴールじゃなかった。
のぼってる途中の、1段だった。
実感は、最後まで来なかった
4回受けて、分かったことがあります。
模試の点は、最後まで停滞したままでした。
手応えも、ずっと揺れていました。
半分は気のせいだと、疑いながら続けていました。
伸びてる実感は、一度も来ませんでした。
来たのは、続けた事実の後ろから、ずいぶん遅れてついてきた本番の数字だけでした。
模試は、最後まで停滞した。
手応えは、ずっと揺れてた。
それでも本番だけ、過去最高で出た。
730まで、あと40。まだ途中です。
もし今、点が動かなくて止まりそうなら、Part3とPart4で何を試したかは別の記事に書きました。
手応えはあるのに確信が持てないなら、その手応えの正体——土台の話を読んでみてください。
330から690まで、4回ぶんの全記録は、noteの自己紹介にまとめてあります。
コメント