TOEIC Part3で聞こえてるのに間違える理由|butで流れを見失う瞬間

公式問題集のPart3。音声で “But actually…” と聞こえた瞬間、頭が真っ白になった。前の文まで追えてたのに、butの後の話が完全に消えた。選択肢を見ても「どれだっけ?」としか思えなかった。──これは、僕の頭が「but」をどう誤処理していたかの記録です。

この記事は「Part3でbutを聞いた瞬間に混乱する人」向けです。

📝 この記事でわかること

  • 公式問題集10、Test2の32-34問で起きた「but事故」の詳細
  • butを聞いた瞬間、僕の頭の中で何が起きていたか
  • 10月28日(15日目)の練習で気づいた「誤処理のパターン」
  • 今も完璧じゃないけど、意識し始めてから変わったこと

📌 この記事の位置づけ

別の記事『Part3が聞けない本当の理由|流れをつかむ』は「流れ=前後関係」という構造の理解。
この記事は、その構造に気づく前の僕が「butを聞いた瞬間に何を誤処理していたか」の失敗記録。

構造理解が理論なら、この記事は生々しい失敗ログです。

TOEIC Part3でbutを聞いた瞬間の混乱
butを聞いた瞬間、僕の頭は前の話を保持しようとして処理落ちしていた。
目次

📅 10月20日(7日目)|公式問題集10、Test2、Part3の32-34問

初回テストから1週間。
家で公式問題集10を解いてた。

Part3の32-34問。
会議の時間変更についての会話。

音声が流れ始める。

“The meeting is scheduled for 9 a.m. tomorrow.”

──うん、聞こえる。
「明日の9時にミーティングがある」って話だな。

次の文。

“But actually, it’s been moved to 10 a.m.”

──え?

🧠 butを聞いた瞬間、僕の頭の中で起きたこと

「But actually…」と聞こえた瞬間。

僕の頭は、こうなってた。

頭の中の誤処理ログ

  1. 「9時にミーティング」をまだ保持しようとしてる
  2. 「but」を聞いて、「あ、何か追加情報が来る」と思う
  3. 「10 a.m.」を聞いて、「え?9時じゃないの?」と混乱
  4. 混乱してる間に次の文が始まる
  5. 質問文で「What time is the meeting?」と聞かれる
  6. 「9時だっけ?10時だっけ?」と迷う

僕は、「but」を「追加」として処理してた

「9時にミーティング」という情報を保持したまま、
「but の後に何か追加情報が来る」と思ってた。

でも実際には、「but」は「上書き」だった。

「9時」は捨てて、「10時」だけ取るべきだった。
なのに僕は、「9時」を保持したまま「10時」も取ろうとして、混乱した。

❌ 採点結果:32-34問で1問しか取れなかった

その日のPart3、32-34問。
3問中1問しか取れなかった。

スクリプトを見返した。

音は聞こえてた。
単語も知ってた。
でも、「but」の処理が間違ってた

「9時」を保持しようとして、
「10時」を取りこぼしてた。

これが、僕の「but事故」だった。

💡 10月28日(15日目)|「butは上書き」と気づいた瞬間

初回テストから15日後。
また公式問題集を解いてた。

今度は、スクリプトを先に見てから音声を聞いてみた。

そしたら、気づいた。

「あ、butの前の話、全部捨てていいんだ」

「9時」は捨てる。
「10時」だけ取る。
それだけでいい。

「but」は追加じゃなくて、上書きだった。

その日の練習で、butが出た問題を6問解いた。
6問中5問取れた。

前の週は、6問中2問だったのに。

語彙を増やしたわけでも、
速度に慣れたわけでもない。

ただ、「butの前は捨てる」と意識しただけ。

🗣️ チャッピーとの対話|「保持しようとするから落とす」

その日の夜、チャッピーに聞いてみた。

にっしー

butが来ると、毎回混乱する。これって語彙力の問題?

チャッピー

違うよ。butの前の話を保持しようとして、butの後の話を取りこぼしてるんだ。

にっしー

じゃあどうすればいい?

チャッピー

butの前は捨てる。butの後だけ追う。それだけで正答率が変わるよ。

──あ、そういうことか。

僕は、「全部を保持しようとして、全部を落としてた」 んだ。

✅ 今、僕がやってること|「butは上書き」と唱える

今、毎日Part3を解く時、
音声で「but」を聞いたら、心の中で唱えてる。

「butは上書き。前は捨てる。」

これを唱えると、
前の話を保持しようとする癖が止まる。

まだ完璧じゃない。
butのタイミングで焦ることもある。

でも、「あ、今話が上書きされた」 と気づけるようになった。
それだけで、選択肢を絞れるようになった。

📊 その後の変化

10月20日(7日目)
but が出た問題:6問中2問

10月28日(15日目)
but が出た問題:6問中5問

11月3日(21日目)
Part3全体:88%(16/18問)

💡 「butは上書き」と意識し始めてから、Part3全体の正答率も上がった。

📝 今日から試せる「but処理」の練習法

今日から始める「but処理」練習

□ Part3を1セット(3問)解く
音声を聞きながら、「but」が出たタイミングをメモする。
□ スクリプトで「but」の前後を確認する
butの前の話と、butの後の話が、どう変わっているか見る。
□ もう1度聞いて「but=上書き」を意識する
butを聞いたら「前は捨てる」と唱えながら聞く。

✅ まとめ:Part3の「but事故」は才能じゃなく処理ミス

Part3で「聞こえてたのに落とす」事故。

僕の場合、原因は「but」を「追加」として処理してたこと。
本当は「上書き」なのに。

「butの前は捨てる」と意識し始めてから、
but が出た問題の正答率が、6問中2問 → 6問中5問 に上がった。

今も完璧じゃない。
でも、方向性は間違ってない。

もしあなたも、Part3で「but」を聞いた瞬間に混乱してるなら、
語彙を増やす前に、「butは上書き」 と唱えてみてほしい。

一緒に、but処理の練習を続けていこう。

💬 チャッピーからのメッセージ:
Part3の「but」は、前の話をリセットする合図。
「保持しよう」とするから落とす。「捨てる」と決めれば、取れるようになる。
完璧じゃなくていい。意識し始めれば、景色が変わるよ。

🧭 あなたの状況に合った次の記事

あなたの現在地はどこ?

📍 「butの処理はわかった。次は流れ全体の掴み方を知りたい」
Part3が聞けない本当の理由|語彙じゃない、流れをつかめていないだけ
📍 「流れはつかめた。次は準備シートで精度を上げたい」
Part3が聞けない本当の理由|10秒準備シートで受け止める用意を作る
📍 「そもそも何から始めればいいか分からない」
TOEIC公式問題集を初めて解いた結果|全体像と弱点の見つけ方

📚 参考リンク


この記事は実際の学習記録(公式問題集10、Test2での「but事故」の経験)をもとに執筆しています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次