プロフィール(ブログ版・記事プレビュー)

カフェで公式問題集を開いて勉強しているところ

はじめまして、にっしーです。
35歳で、300点台からTOEICを始めて、今690点。
900点を目指しています。

「100点上げるには200時間」みたいな話を信じて、
気軽な気持ちで始めました。

でも、その数字で逆に道に迷いました。

どれだけの時間をかけるかという数字に囚われて、
何をやったらいいか見失った時期がありました。
形だけの勉強をしてる時間を、積み上げていたこともあります。

情報があふれている現代で、
どんな情報なら、勉強を始めたころの自分の手助けになったのか。

もともと英語が苦手で、悪戦苦闘の中で見つけた、僕なりの考えを綴っていきます。

英語は趣味じゃない。武器にする。

業界が変わっても、年齢を重ねても、自分に残るもの。
誰が見ても分かる形で、「自分にはこれがある」と言えるもの。
それが欲しかったんです。

なぜそう思うようになったのか。少し話させてください。

目次

スキル欄が、空白だった

35歳で転職サイトに登録したとき、
自分のスキル欄が空白だと気づきました。

何か書こうとすると、手が止まる。

「自分には、何がある?」

仕事は真面目にやってきた。
経験もあるはずなのに、これができると誇れるものがありませんでした。

メーカーに勤めていて、エネルギーに関する資格を持っています。
これを使って、経済産業省と省エネ法のやり取りもしていました。

でも、活躍できる場面がとても狭い。
面接で「何ができますか」と聞かれて、求められてもいないのに
「省エネ法に準じた運営立案ができます」と答えても、相手はきっと、何の話だろうと思う。

持っているスキルが、点と点で散らばっていました。
会社を出たら、つながらない。

英語ができなくて、諦めた場面があった

英語ができないからと、諦めた場面がありました。

当時は意識していなかったけど、
そもそも、選択肢から消してしまっていた気がします。

ひとつひとつは、些細なことです。
些細だから、誰にも言わずに流してきました。
でも振り返って数えたら、けっこうありました。

その中でも、心に残っている3つを書き出してみます。

①「一緒にやろう」に、頷けなかった

学生の頃、ダンスサークルに入っていました。
友達に連れられて、新しいジャンルに挑戦しようと、
ラテン文化センターの体験レッスンに行きました。

先生は外国人で、レッスンの間、何度も英語で指導してくれました。
必死に身振り手振りを拾いながら受けました。
字幕なしのチュートリアル動画を見ているようでした。

なんとなくの言いたいことは、雰囲気で分かる。
でも細かいニュアンスが分からなくて、聞き返すこともできず、
毎回、苦笑いで返していました。

周りは、友達を含めて意味もニュアンスも分かっているようで、
ひとりだけ、居心地が悪かった。

帰り際、先生が受付の人を連れてきました。
通訳してもらった言葉は、こうでした。

「楽しかったでしょ?一緒にやろう」

誘ってくれたのは嬉しかった。
でもその場では、考えてみます、と返しました。

帰り道、友人に言われました。
「本場の先生に習えるの楽しかったね。私はここに通おうかな。にっしーはどうする?」

英語が分からなくて、先生の言いたいこと半分もわからなかった、と話したら、
「私フォローするし、すぐ慣れるよ」と提案してくれました。

でも、結局、行きませんでした。
苦笑いしながらレッスンを受けたくないな、と思って。

やりたいことにブレーキをかけて、自分で選択肢から消しました。

②飛行機で、自分だけ乗せてもらえなかった

空港の搭乗ゲートから見た飛行機

2カ国をまわる旅行で、ある区間だけ、海外の航空会社を予約したときのことです。

1ヶ月前、座席を指定しようと現地のサービスセンターに電話しました。
窓口は、英語でした。

とにかく何とか伝えなきゃと、絞り出したのが
「I want to reserve my seat…」

返ってきた英語が、聞き取れません。
たぶん、予約番号か会員番号を聞かれていた。
電話では、身振り手振りも使えない。

ここから先は、頭が真っ白。
「sorry, sorry…」と繰り返して、切りました。
座席は指定できないまま。

当日チェックインすると、振られたのは非常口の前の席でした。
足が伸ばせて楽だと言われている席です。
ラッキー、なんて思いました。

でも、いざ搭乗が始まると、ゲートで「Please wait」と止められました。
英語でいろいろ話しかけられたけど、なにひとつ答えられない。

え、こんなところで英語ができないと不都合があるのか。

隣の列の人たちが、次々先に乗っていきます。
僕だけ、乗せてもらえない。

出国審査まで済んでいるのに、なんで搭乗できないのか。
オーバーブッキングか、それとも搭乗拒否か。
理由が分からないまま、冷たい汗が出ました。

列がなくなった頃、もう一度呼ばれました。
渡されたのは、違う席の搭乗券でした。

広々した席とは対照的な、筋肉質の大柄なお兄さんの隣で、
肩をすぼめて飛びました。

あとから知りました。日系以外の航空会社では、
非常口の席は、緊急時に英語などで乗務員に協力できる人しか座れない決まりがあるそうです。

楽な席は、英語ができる人のものでした。

③海外行きの書類を、出せなかった

若手向けの説明会で、支店に集められました。
海外事業の話でした。今の業務を、海外で活かさないか、と。

給料は手当を含めて2倍。語学学習のサポートは会社持ち。
「今、英語ができるかは問いません。希望者には、来年度に向けて勉強してもらいます」

希望者は、後日書類を出すことになっていました。
仲のいい先輩は、出しました。
僕は、出しませんでした。

せっかく東京で暮らせるようになったのに、と思って。
この楽しい時間を、手放したくないしな、と。

でも、今思い返すと、スキルアップのチャンスを自分で逃しました。
可能性を広げられる環境があったのに、それっぽい言い訳をして、楽な方に逃げた。

これが、いちばんやり直したいことかもしれません。

言い訳を潰さない限り、選択肢は増えない

英語に対して、ずっと言い訳していました。
あるときは「言葉が分からないしな」と、そのまま。
あるときは、別の理由のふりをして。

そうやって、いくつのことを流してきたか。

言い訳を潰さない限り、選択肢は増えない。
だから、潰しにいくことにしました。

初回の解答用紙。手書きで330-460とメモした記録

スタートは、公式問題集の模試で300点台。
中学生が受けたら、大体このくらいだそうです。
「終わってる」と、自分で笑いました。

少しずつ勉強して、アプリの模試では680点まで出るようになりました。
いけるかも、と初受験。

本番、560点。
誤差じゃない。実力が足りないんだと、叩きつけられました。

いつもの僕なら、ここでやめていたと思います。

やめる代わりに、勉強の質を変えました。

5ヶ月目、本番で600点。
翌月、660点。その翌月、690点。
受験者の平均(約615点)は越えました。

「履歴書に書けるのは700点から」と言われるラインまで、あと10点。

TOEIC 330点から690点までの本番4回の推移グラフ

900点を取った日を、ときどき想像する

正直、英語を学び始めるのは、早くはありませんでした。
でも、想像してみてください。

もし友達が35歳から始めて900点を取ったら、どう思いますか。

僕なら、素直にすごいと思う。
「いまさら無駄だよ」とは思わない。
だったら、自分がやってもいいはずです。

900点を取った日を、ときどき想像します。

「自分には、何がある?」——
あの夜、答えられなかった問いに、ようやく一つ答えができる。

特技の欄に、英語と書ける。
飛行機でも、旅先でも、今より少し堂々としていられる。
「どうやって勉強したんですか」と、聞かれる側になる。
行きたい求人を、英語の条件で諦めない。

これが、僕の言う武器です。

義務感だった勉強に、面白さも混ざりはじめました。

次は730。
視線は800。
900は、まだ遠い。

やめたいと思ったことも何度もありました。
でも、翌日には、アプリを開いていました。

点数が動かない日、自分を責めた夜、才能ないと思いながら机に向かった朝。
辛いことも、嫌になることもたくさんありました。

でも、続けてきて良かった。
何かが変わり始めていると感じています。


このブログで書いていること

僕がTOEICの勉強を始めたころに聞きたかったことを書いています。

資格サイトに書いてあった「200時間で100点」みたいな数字じゃありません。

どこでつまずいて、どうやって抜けてきたのか。
弱点を見つけて、ひとつずつ潰す。

文字にすると単純に見えるけど、
そのためにはコツと、見るべきポイントがありました。

僕の歩いてきた道のりを、ひとつずつ書いています。

模試で何点出ても、本番は別物でした。
330点から690点まで、本番4回の全記録です。
TOEICを始めてからの点数推移|330点からの全記録

やめたいと思った夜、「TOEIC 挫折」で検索しました。
でも本当にやめる人は、検索しない。
あのとき僕が知りたかった、この状態の正体を書いています。
TOEIC挫折の正体|本当にやめる人は検索しない

リーディングを勉強したのに、Listeningが伸びました。なんで?
いま試している勉強法の、検証の途中です。
リーディングを勉強したらリスニングが伸びた話|検証中

次の本番が出たら、また並べます。

誰に向けて書いているか

「自分には、何がある?」
転職サイトのスキル欄の前で、手が止まったことがある人。

英語ができないからと、些細なことを諦めてきた人。
諦めたことにすら、気づかずに流してきた人。

そして、もう遅いかなと思いながら、それでも何か形に残したい人。

そういう人に向けて書いています。

ただし、「Part5の解き方3選」みたいな記事は書いていません。
つまずいた場所と、そこで何を考えたかを書いています。


最後に

何も持っていない35歳が、300点台から武器を作りに行っています。
かっこよくもないし、まっすぐでもない。
でも、やめてない。

もし今、同じように何かを始めようとしている人がいたら。
始めたけど、続けられるか不安な人がいたら。
この記録が、少しでも踏み台になれたら嬉しいです。

点数が落ちた日に自分へ言い聞かせたこと、勉強が止まった週のリアルな内側。
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