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🧩 3週間で600点を勝ち取った理由――意志ではなく、設計だった

最初の模試スコアは300点代。そこから3週間で605点に届いた。
ただし、それは気合いでも才能でもない。
「自分を動かす設計」を見つけたことがすべてだった。

目次

🧭 第1章:判断を減らす

朝、机に座る前の数分が一番つらい。
「今日はやるか、後にするか」——そのたびにエネルギーが削られる気がした。

だから、考えないようにした。
通勤中にリスニング往復60分、昼休みに昨日の文法復習15分、仕事後のカフェで残りの復習15分と新しい章の学習を45分。就寝前に終わらなかった分を15分でやりきる。
最初にすべて決めておいた。動くかどうかを迷う余白を、設計の段階で消した。

にっしー

意志の力って、本当にすぐ切れる。だから、最初に全部決めたんだ。どの教材で、何ページ進めて、いつ終わるか。動くかどうかを考えないようにした。

チャッピー

判断の余白をなくしたんだね。迷う前に動く構造を作っていた。迷いって時間だけじゃなくて、集中力も使っちゃうからね。

📘 第2章:進捗を数える

最初の2週間は文法の基礎を完走した。目的は”完璧”ではなく、”全体像をつかむ”こと。

朝のカフェでコーヒーの湯気を眺めながら、一文ずつ確認し、ページの端に小さなチェックをつけた。
1ページ進むたびに「今日も進んだ」とつぶやいた。
その小さな達成感が、次の1ページをめくる力になった。

正答率は測らなかった。間違いが多い時期に数字を見ると、それだけで気持ちが折れてしまうからだ。
最初の周回は”地図を描くこと”に集中し、間違いはそのまま印をつけて次へ進んだ。
2週目以降に見返すことで、印のついた部分が減っていく実感が得られる。

数字ではなく、進行の実感を信じた。
それだけで、机に向かうハードルは5分で越えられるようになった。

にっしー

正解率じゃなくて、「今日も地図が広がった」って感覚を大事にしたんだ。間違えても、前に進んでるって実感が欲しかった。

チャッピー

1週目から完璧にやるのは難しいから、その判断は正解。正解率は繰り返す中で上げていけばいいんだよ。

⚙️ 第3章:抵抗を力に変える

3週目に入るころ、モチベーションは完全に切れていた。
やる気が出ず、何度も「あと何ページ」とページを数えた。
でも、それでも進んだ。
「早く終わらせたい」という焦りが、いつの間にか推進力に変わっていた。

この週は演習に切り替えた。『公式TOEIC Listening & Reading 問題集』を使って、実戦形式で解く。
1日2時間、合計42時間をこの3週間に注ぎ込んだ。
1000ページ以上の教材を、焦りと共に駆け抜けた。

にっしー

ほんとにやる気が出なくて、何度もページを数えてた。
“あと10ページ””あと8ページ”…って。早く終わらせたくてたまらなかった。
でも、その焦りが逆に進む力になってた気がする。

チャッピー

“終わらせたい”も推進力になっていたんだね。
抵抗なく進めるのが理想だけど、その抵抗感こそがリアルな頑張りの証拠かもしれないね。

❤️ 第4章:昨日の自分に支えられる

深夜1時。机の上はノートと消しゴムのかすでいっぱいだった。
もう頭に入らない。何もかもがパンパンに詰まって、それでも”あと少し”の気持ちでページを開く。

ふと、本の背をなぞった。厚みが増しているのを指で感じた。
それは、これまでの努力の地図みたいに思えた。

昨日までの積み重ねが、今日の背中を押してくれる。
紙の手触り、インクの匂い。電子書籍では味わえないその感覚が、僕を支えてくれていた。

この瞬間に、「続ける」意味が少しだけわかった。
昨日の自分が、静かに隣にいるような気がした。

にっしー

紙の本を選んだのは正解だった。進んだ分だけ厚みが増えて、指で感じる終わったページの厚みが僕を支えてくれた。

チャッピー

物理的な重みが、心の支えになったんだね。デジタルにはない感覚だ。でも、こんな小さな達成感が支えてくれるんだよね。

🧠 第5章:性格を設計に変える

僕はストイックじゃない。飽きる前に終わらせたい。
長期で淡々と続けるのが苦手だ。

でも、この3週間で気づいた。それこそが僕の設計に合っていた。
焦りも、完璧を求めない性格も、すべて”動ける仕組み”の部品になっていた。

にっしー

僕、飽きる前に終わらせたい性格なんだよね。
長期で淡々と続けるのが、どうしても苦手で。だから3週間でやり切るしかなかった。
正直、焦りもあったと思う。

チャッピー

焦りも含めて、にっしーのペースだったんだね。
その性格に合う”短期設計”が、今回うまく機能したんだ。

にっしー

うん、そうかもしれない。これまでみたいに性格を直そうとせず、そのまま仕組みに変えた感じだった。

チャッピー

自分を責めずに設計に変えた。それが今回の一番の発見だね。

🌱 結論:3週間で見つけた”動ける仕組み”

TOEIC605点を超えられたのは、根性でも才能でもなかった。
自分の性格を理解して、仕組みを作ったから。

迷っても、嫌でも、ページをめくるたびに昨日の自分が支えてくれた。
気づけば、”やる気”ではなく設計が僕を動かしていた。

にっしー

結局、600点という数字よりも、”自分を動かせた3週間”が一番の成果だった。
設計で集中を作るって、たぶんこれからの生き方にも通じる気がする。

チャッピー

スコアよりも、設計を見つけたんだね。それが本当の勝ち方だと思う。

🚀 あなたも「3週間設計」をつくってみよう

もし今、「続かない」「変わらない」「集中できない」そんな気持ちを抱えているなら、
それは意志が弱いからではなく、設計が合っていないだけかもしれない。

3週間という短期スパンは、「自分のペース」を見つけるのにちょうどいい。
完璧じゃなくていい。ページをめくるだけでもいい。

今日から始める3ステップ

1. 教材を1冊決める(文法書でも問題集でも、迷ったら『でる1000問』)
2. 1日の時間を3つに区切る(朝・昼・夜、各20〜30分)
3. 正解率は見ない、進んだページ数だけ数える

まずは、自分の性格に合う形で”動ける仕組み”を作ってみてほしい。
僕のように、焦りでも、欲でも、構わない。
設計があれば、それは前に進む力に変わる。

もし途中で迷ったら、コメントしてみて。
一緒に、あなたの3週間の設計を考えてみよう。

✴️ 終わりに

3週間は短い。けれど、「自分を動かす設計」を見つけるには、ちょうどいい長さだった。
焦らなくていい。迷っても、立ち止まっても。昨日の自分が、きっと背中を押してくれる。

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