TOEIC Part7|読めるのに解けない原因は1つじゃなかった

Part7。本文は読めた。単語も分かった。
選択肢を見て、「これだ」と思って選んだ。

不正解だった。

しかも1回じゃない。
同じ模試で何度も「読めたのに落ちた」が出てきた。

原因を1問ずつ確認したら、引っかかり方が全部違っていた。

この記事について(所要時間7分)

TOEIC Part7のimply/suggest問題で「読めるのに解けない」3つの罠パターンと、本番で使える判断ルールを解説。
実際に引っかかった問題の記録つき。

対象:Part7で「読めてるのに不正解」が続いている人
対象外:Part7の時間配分や読解速度に悩んでいる人(→ Part7時間切れ対策


目次

TOEIC Part7「読めるのに解けない」3つの罠パターン

Part7で「読めるのに解けない」のは、英語力の問題じゃない。
罠の種類を知らないまま選んでいるのが原因。

特にimply(暗示する)やsuggest(示唆する)の設問は、本文をそのまま読んでも正解にたどり着けない。
僕が模試で実際に落とした問題から、3つのパターンを見ていく。

罠①:同じ単語の罠

本文に出てきた単語が、そのまま選択肢に入っている。
「あ、これ本文にあった」と思って選ぶ。不正解。

引っかかった問題

本文:operates a plant close to Ashmore
僕の答え:(C) It is in the Ashmore Precinct
正解:(A) It is conveniently located

close to(近く)≠ in(中に)。
「Ashmore」という見覚えのある単語に飛びついた。

にっしー

本文にあった単語を選んだだけなのに、なんで不正解なの?

チャッピー

imply問題は「言い換え」を見抜くテスト。本文と同じ言葉は、罠として置いてあるんだよ

正解のconveniently locatedは、本文にない言葉。
でもclose toを別の表現で言い換えている。これがimply問題の正解パターン。

これはまだ分かりやすいほう。次はもっと気づきにくい。

罠②:時制の罠

本文の時制と選択肢の時制がズレている罠。
提案した=まだやっていない。なのに「やっている最中」の選択肢を選んでしまう。

引っかかった問題

本文:I suggest refurbishing the space
僕の答え:renovation is taking longer than planned
正解:suggestは提案段階。まだ始まっていない

「改装を提案した」と「改装が長引いている」は全然違う。
提案しただけで、まだ着手すらしていない。

なのに「refurbishing」「renovation」という似た単語が目に入った瞬間、
時制の違いを飛ばして選んでしまった。

にっしー

refurbishingとrenovation、似てるから同じ話だと思った

チャッピー

単語が似てても、時制が違えば意味が変わる。「提案した」と「進行中」は全然違うよね

単語だけじゃない。程度でもすり替えてくる。

罠③:程度のすり替え

程度を少しだけ盛った選択肢。同じ単語が入っているから気づきにくい。

引っかかった問題

本文:quite large
僕の答え:the largest
正解:「かなり大きい」≠「一番大きい」

quite large=かなり大きい。the largest=一番大きい。
「large」が同じだから正解に見えた。
でも「かなり」と「一番」では意味が違う。

ここまでの3つは、1つの単語に注目すれば見抜ける。
次は、同じ単語が「ある」のに意味が違うパターン。

罠①の応用:同じ単語でも「かかる先」が違う

引っかかった問題

本文:complimentary tea and coffee
僕の答え:complimentary tickets
正解:complimentaryはtea/coffeeにかかる。ticketsじゃない

complimentary(無料の)は本文にある。だから正解に見えた。
でもcomplimentaryがかかっている名詞が違う。
お茶とコーヒーが無料なのであって、チケットが無料とは書いていない。

同じ単語が「ある」だけでは足りない。何にかかっているかまで見ないと罠にはまる。

4問とも、本文は読めていた。単語も知っていた。
でも引っかかり方が全部違う。

ただ、ここまで読んで「でも、本文に書いてある単語を選ぶのが普通じゃないの?」と思った人もいると思う。


TOEIC Part7「本文と同じ単語を選んだら落ちる」のはなぜか

普通の問題なら、本文に書いてある単語を選べば正解になる。

でもimply/suggest問題は違う。

implyは「暗に示す」。suggestは「示唆する」。
どちらも「本文に直接書いていないことを読み取れ」という問題。

つまり、本文そのままの表現は「直接書いてあること」であって、
「読み取ること」じゃない。

出題者の立場で考えると分かりやすい。
「言い換えを見抜けるか」をテストしたいのに、本文と同じ言葉を正解にしたら意味がない。
だから同じ言葉は罠として置いてある。引っかける用。

正解は、本文の事実を別の言葉で言い換えたもの
close to → conveniently located。
spoken to a sales rep → contacted a representative。

同じ意味を、違う単語で書いている。
「見覚えがある」は正解のサインじゃない。罠のサイン。

にっしー

つまり、見覚えのある選択肢は逆に怪しいってこと?

チャッピー

そう。imply問題では「見たことない言葉の選択肢」のほうが正解になりやすい。覚えておくだけで判断が変わるよ

理由が分かったところで、じゃあ本番でどう判断するか。


TOEIC Part7 imply/suggest問題の判断ルール

imply/suggest問題を見たら、この4ステップで消去法をかける。

imply/suggest問題の判断ルール

STEP 1:本文と同じ単語の選択肢 → 消す
見覚えのある単語が入った選択肢は罠の可能性が高い。まず消す。

STEP 2:推測の推測になっている選択肢 → 消す
本文の事実から1歩だけ推測したものが正解。2歩以上飛んだものは罠。

STEP 3:時制がズレている選択肢 → 消す
提案(suggest)≠ 進行中。過去 ≠ 現在。本文の時制と一致しないものは消す。

STEP 4:残ったものが正解
本文の事実を別の言葉で言い換えた選択肢。それが正解。

さっきの「同じ単語の罠」で当てはめてみる。

本文:close to Ashmore

  • (A) conveniently located → 本文と同じ単語なし。残す
  • (C) in the Ashmore Precinct → 「Ashmore」が同じ → STEP 1で消す

(A)が残る。close to=conveniently located。言い換え成立。正解。

「時制の罠」でも当てはめる。

  • suggest refurbishing → 「refurbishing」と「renovation」が似ている → STEP 1で警戒
  • renovation is taking longer → suggestは提案。進行中ではない → STEP 3で消す

このルールは万能じゃない。
でも「読めるのに解けない」を「読めてるから判断できる」に変えてくれる。
迷ったときに、消去法で手を動かせるようになる。

にっしー

消去法なら、迷ったときでもとりあえず手が動くのがいい

チャッピー

100%当てるルールじゃないけど、手が止まらなくなる。本番ではそれだけで違うよ

ちなみに、Part5にも似た構造がある。
品詞問題が取れているのに全体スコアが伸びないなら、原因はPart7と同じところにあるかもしれない。

ここまでが1つの文書で完結する問題の話。
2つの文書をまたぐ問題になると、もう1つ見るポイントが増える。


TOEIC Part7 2文書クロスリファレンスの読み方

2つの文書をまたぐ問題では、片方の文書だけで答えが出ない。
2つの情報をつなげて初めて正解が見える。

僕が実際に落とした例。

引っかかった問題

文書1:ウェブサイトのスクリーンショット。Geosmart社の広告が表示されている
文書2:メールに「全広告はGlance Advertising社が担当」と記載
正解:Geosmart is a client of Glance Advertising

文書1だけ見ても「Geosmartの広告がある」しか分からない。
文書2だけ見ても「Glanceが広告担当」しか分からない。
2つをつなげて「GeosmartはGlanceの顧客」が出てくる。

ポイントは、広告の「中身」ではなく広告が「存在する」ことに注目すること。
存在+担当者情報=顧客関係。こういう間接的なつなぎが正解になる。

2文書問題で迷ったら、こう考える。
「この選択肢は、片方の文書だけで分かるか?」

片方だけで分かるなら、それはたぶん罠。直接書いてあることだから。
分からないなら、もう片方に手がかりがある。そこが正解の根拠になる。

チャッピー

1文書問題は「言い換え」、2文書問題は「つなぎ」。どちらも本文そのままの表現は罠。これがPart7の基本ルール


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