Part5の復習はしてる。解説を読めば納得できる。
なのに、模試でまた同じところを落とす。
僕も「理解してるのに解けない」がずっと続いた。
この記事は、その”わかった気”の正体と抜け方を書いた。
解説読んで「なるほど」。でも、次の模試でまた間違えた
解説を読んだ。
「これは品詞問題だったのか」と納得した。
次の問題に進んだ。
── で、模試でまた同じパターンで止まった。
なぜだ?
1問、見てほしい。
The report was ___ submitted.
was+過去分詞の間。
ここに入るのは副詞しかない。
空欄の右を見た瞬間に分かった。
「品詞問題だ」と分類したから解けたんじゃない。見る場所が決まっていたから解けた。
もう1問。
Since the new policy was introduced, the company ___ its operating costs significantly.
(A) reduced (B) has reduced (C) reduces (D) will reduce
「時制問題だ」と分類してみる。
でも4択全部、時制。絞れない。
文頭を見る。
Since。
現在完了。(B)一択。
ここでも、分類ラベルじゃなかった。
最初にどこを見るか。それだけで答えが決まった。
× 分類ラベル
解説を読んだ後に貼るもの。本番では誰も教えてくれない。
○ 判断の入口
本番で最初に取る行動。空欄を見て、どこに目を向けるか。
2問とも、解けた理由は同じだった。
空欄を見た瞬間、目が動いた先にあったもの。
分類名じゃない。
わかってるのに解けない。味噌カツを食べて気付いたこと
名古屋で有名な味噌カツ屋に行ったときの話。
前日に最寄駅を調べて、駅からの徒歩ルートもざっと確認した。
「あー、こう行けばいいのね」。
簡単じゃん、と思った。
当日。駅を出た瞬間、もうわからない。
歩道橋、どっちから降りるんだっけ。
信号いくつ過ぎたら曲がるんだっけ。
店が入ってるビル、何軒目だっけ。
地図では「わかった」はずなのに。
現地では何ひとつ出てこなかった。
結局たどり着いて、味噌カツを食べてるときにふと思った。
── あ、これTOEICと同じだ。
Part5の解説を読んで、「品詞問題ね」と覚えた。
パターンはわかった。頭には入った。
でも本番で空欄を見た瞬間、どこを見ればいいかが出てこなかった。
地図で覚えた道順と、現地で足が求める判断。
その2つは、どうやら別物らしい。
見る場所を間違えていた
復習していた。
ラベルを貼っていた。
動詞問題だから動詞で、これが答えか。
along with を覚えてたら解ける語彙問題か。
── あー、なるほどね。
納得した。これでわかった。次に同じような問題が出たら、もう解ける。そう思った。
後日、模試を開く。
似た問題が出た。あれ、これこの前さんざん納得したやつじゃん。
でも、答えがわからない。
品詞問題だと知っている。知っているのに、最初の一手が出ない。
見ていた場所が、そもそも違ったんだと思う。
じゃあ、解く前にどこを見ればよかったんだ。
分類し直してみた。3つしかなかった。
空欄の右を見る問題。
動詞の前を見る問題。
前置詞の後ろを見る問題。
両手で数えきれないくらいあると思っていた判断が、入口を変えたら3ルートに収まった。
① 副詞問題 → 修飾先を見る
動詞?形容詞?副詞?を判定してから選ぶ。
② 時制問題 → 文頭 or 副詞を見る
yesterday / since / before を探してから選ぶ。
③ 前置詞問題 → 後ろの名詞を見る
名詞の性質(人 / 物 / 時間 / 場所)を確認してから選ぶ。
語彙問題も原理は同じだった。
意味で選ぶ前に、文構造で選択肢を絞る。
1問やってみる。
The manager asked the assistant to ___ the client about the delay.
(A) say (B) tell (C) talk (D) speak
空欄の直後を見る。the client── 人がいる。
人を直接目的語に取れるのはtellだけ。残り3つはto someoneと前置詞が要る。
意味を考える前に、(B)一択で終わった。
入口が決まると、4択が1択になる瞬間がある。
知識は増えていない。見る場所が変わっただけ。
明日の15分でやること
15分でいい。
STEP 1(5分)
今日解いたPart5を2問だけ見返す。
「最初にどこを見るべきだったか」を口に出す。答えじゃなくて、視線の話。
STEP 2(5分)
入口メモを1行で残す。
「空欄の右→名詞→品詞問題」みたいに、自分の言葉で。
STEP 3(5分)
同じ型の問題を1問解く。同じ視線で判定できたら定着。
ずれたら、まだ体が覚えていないだけ。
次に読む記事
「入口を決める」がピンときた人も、まだモヤッとする人もいると思う。
今の状況に合わせて、次の1記事を選んでほしい。
- 復習の型そのものが曖昧
→ TOEIC Part5が伸びない原因|17/30から脱出する復習法【A/B/C分類】
理由:復習の順番が固定され、不安が「次の作業」に変わる。 - 文法の土台が抜けている感覚がある
→ 世界一わかりやすいTOEICテストの英文法で文法の地図をつくる
理由:入口判断の前提になる地図が揃い、迷いが減る。 - 時間切れで後半が崩れる
→ TOEIC Part7時間切れ対策|Part5,6で時間を作る方法
理由:Part5の判断を短くして、後半に時間を残せる。 - どこから直すべきか決めきれない
→ TOEIC初回330点の全体分析|Part別正答率から見えた5つの弱点
理由:現在地が見えると、優先順位が決まり動きやすくなる。 - Part5の全体像をまず掴みたい
→ TOEIC Part5の全体像-品詞問題から始める600点攻略
理由:判断の入口を学ぶ前に、Part5で何が問われるかの地図を持つ。 - 語尾で品詞を見分ける基本を固めたい
→ TOEIC Part5 品詞問題の解き方-語尾から判断する10秒攻略法
理由:判断の入口の1つ目「空欄の右を見る」の具体的な手順。
↩︎ 迷ったら、069(Part5復習のハブ)に戻って再選択する。058(一夜漬け)から来た人は、058 に戻って整理してもOK(迷子にしない)。
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