Part5は17/30で止まる。復習もしている。解説も読んでいる。
でも、次の模試でまた同じミスをする。
TOEIC Part5で「わかってるのに点が伸びない」のはなぜか
多くの人は「品詞問題」「語彙問題」という理解で復習している。
でも実際に起きているのは、判断の入口が固定されていないことだ。
A|文法は知ってたのにミス(もったいない)
品詞はわかる、ルールも見たことある → 処理が雑 or 焦り
👉 対策:正解の根拠を1行で言語化
B|なんとなくで選んだ(一番伸び代)
迷って雰囲気で選択、「これっぽい」で当て外れ
👉 対策:「本当は何を見ないといけなかったか」を固定
C|そもそも知らない(覚え直し)
イディオム、動詞の型、前置詞セット
👉 対策:今日ミスったやつだけ、例文1個でOK
問題解く:10分
復習:20〜30分
👉 解く時間<復習時間
これ守れないと点数止まる。
時間ない日の最適解
解く:10問
復習:A2問、B3問、C見るだけ
解説を読んで納得した。「あー、品詞問題だったか」と理解した。でも、次の模試で同じような問題が来たら、また迷う。
これは知識不足ではない。
Part5の復習、解説読んで納得してるのに、また同じミスする。知識はあるはずなのに。
知識はある。判断で落としてる。
本当の問題は、「文を見た瞬間に何を見ればいいか」が決まっていないこと。
「品詞問題」という理解は、解説を読んだ後の結果認識。でも本番で必要なのは、空欄を見た瞬間に「空欄の右を見る」という判断が自動で立ち上がることだ。
TOEIC Part5「品詞問題」は分類ラベルであって判断の入口ではない
「品詞問題」「語彙問題」という理解は、教材用の分類ラベル。
でも本番で役に立つのは、こういう判断。
- 空欄の右を見る
- 動詞の前を見る
- 前置詞の後ろを見る
これが「判断の入口」。
× 「これは品詞問題だよね」(後付け)
解説見て「あー品詞だったか」と結果認識
○ 「空欄を見た瞬間に、文のどこをスキャンするか」(入口)
was → 受動
submitted → 過去分詞
空欄 → 副詞しか入らん
この反射が出るかどうか。
例:The report was ___ submitted.
ここで即座に:
1. was → 受動態だ
2. submitted → 過去分詞だ
3. 空欄 → 副詞しか入らない
この流れが自動で立ち上がるかどうか。
「品詞問題だ」と認識するのは、解いた後。でも点を取るには、見た瞬間に判断ルートが動かないといけない。
副詞が来た瞬間に👇
1️⃣ 修飾先を見る
→ 動詞?形容詞?副詞?
2️⃣ 強さ or 評価か判定
・程度(very / quite)
・評価(highly)
・過剰(too)
3️⃣ 文の意味と衝突してないか
この①→②→③の順番が「判断の型」。
選択肢を見る前に、脳が自動で辿るルート。
TOEIC Part5「わかってるつもりゾーン」に一番ハマるのは理解力がある人
理解スピードが速い人ほど、「わかった感」が強く出る。
だから、理解=定着と勘違いしやすい。
解説読んだら理解できた。もう大丈夫だと思ったのに、また間違えた。
納得と定着は別。
定着の条件はこれ。
別の文でも同じ判断ができるか。
例:副詞問題で解説を読んで納得した。でも次に同じ構造の文が来たら、また迷う。これは未定着。
「わかってるつもりゾーン」の正体:
- 知識は頭に入っている
- でも判断の入口が決まっていない
- だから本番で「どこを見ればいいか」が霧る
理解力がある人ほど、このゾーンにハマる。
TOEIC Part5で17/30から23/30に伸ばす復習法
復習の目的は、解説を理解することではない。
「この問題、最初にどこを見ればよかったか」を固定すること。
副詞問題 → 修飾先を見る
動詞?形容詞?副詞?を判定してから選ぶ
時制問題 → 文頭 or 副詞を見る
yesterday / since / before を探してから選ぶ
前置詞問題 → 後ろの名詞を見る
名詞の性質(人/物/時間/場所)を確認してから選ぶ
これを1問ごとに言語化する。
「この問題、最初にどこを見ればよかった?」
これが言えた瞬間、その問題はもう復習不要になる。
解説を理解したら、問題自体は復習不要? → 半分YES、半分NO
| クラス | 同じ問題 | 同型問題 |
|---|---|---|
| A 知ってたのにミス | △(1回だけ) 時間置いて視線確認 | ⭕ 必ず1〜2問 |
| B なんとなく選んだ | ❌ 答え覚えてる | ⭕ 必ず1〜2問 |
| C 知らなかった | ❌ 再現性ゼロ | ❌ 例文1個でOK |
Bクラスが一番伸び代がある
なんとなく選んだ問題こそ、同型問題で「同じ視線で判断できるか」を確認する。
TOEIC Part5の復習は「問題の種類」ではなく「最初に見る場所」で分類する
今までの復習:
- 品詞問題だった → ふーん
- 語彙問題だった → ふーん
これは結果の分類。
復習ノートに「品詞問題」「語彙問題」って分類してまとめてる。でも点が伸びない。
問題を「種類」で見ない。「最初に見る場所」で見る。
これからの復習:
問題を「最初に見る場所」で分類する。
- 空欄の右を見る問題
- 動詞の前を見る問題
- 前置詞の後ろを見る問題
これが視線ルール。
Part5を解くときに、正解・不正解関係なく:
「この問題、最初にどこ見ればよかった?」
これを心の中で1回だけ。
書かなくていい。考えるだけでOK。
これだけで、判断の入口が固まり始める。
TOEIC Part5で語彙問題も構造で絞る
語彙問題も同じ。
「単語力が足りない」と思っているかもしれないが、本当の問題は「文構造で意味の制限を先にかけていない」こと。
例:
- 目的語が人 → say / tell の判定
- 結果を評価 → highly
- 否定文+too → NG
単語の前に、構造で絞る。
× 「単語力が足りない」
4つの選択肢を見て、意味で判断
○ 「文構造で意味の制限を先にかける」
目的語が人 → say / tell のどちらか
結果を評価 → highly が入る
否定文+too → NG
構造で絞ってから、単語を選ぶ。
語彙問題でも、判断の入口は「構造」。
明日から始める:TOEIC Part5の判断の入口を固める3ステップ
この記事を読んで「やってみよう」と思ったら、今日中にこの3つだけやってください。
STEP1:今日解いたPart5を1問だけ見返す(所要時間2分)
「この問題、最初にどこを見ればよかった?」と自分に聞く
STEP2:答えを1行でメモする(所要時間1分)
例:「空欄の右」「動詞の前」「前置詞の後ろ」
STEP3:同じ構造の問題を1問だけ解く(所要時間3分)
同じ視線で判断できたらOK。できなければ未処理。
💡 3つ全部で6分。判断の入口が1つ固まる。
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