TOEIC600点で気づいた勉強法の間違い|手応えがあるのに点が取れない理由

600点。

公式サイトを開いた。そろそろかなと思って。

安心とガッカリが、同時に来た。

TOEIC本番2回目。前回の560点から2ヶ月。手応えはあった。でも数字を見ていくと、感覚と結果がズレてる場所が見えてきた。

目次

TOEIC 600点|安心とガッカリが同時に来た

600は超えた。そこは安心した。

でも試験中、もうちょっと手応えがあった気がしてた。焦らず解けた。塗り絵もちゃんと点になってた。前回より明らかにマシだった。

だから660くらいはいくと思ってた。

600。40点しか動いてない。

やったのに定着してない感覚。手から砂がこぼれ落ちるような。

どこでこぼれたのか、見に行った。

TOEIC Part別データを開いたら、手応えと数字が逆転してた

Part別の正答率を開いた。

Part5。短文穴埋め。一番がんばったところ。手応えでは8割いけたと思ってた。

67%。

逆に、Part6。長文穴埋め。試験中は直前まで崩壊してた感覚だった。

81%。一番高い。

感覚と数字が逆転してる。

Part別データを並べてみる。

Part正答率手応え
Part 1(写真描写)100%──
Part 2(応答)60%──
Part 3(会話)67%──
Part 4(説明文)77%──
Part 5(短文穴埋め)67%8割いけた
Part 6(長文穴埋め)81%崩壊してた
Part 7A(1つの文書)66%──
Part 7B(複数の文書)36%──

Part5は一番時間をかけて対策した。だから手応えがあった。でも67%。

Part6は対策してない。崩壊してた感覚だった。でも81%。

手応えは、正答率を保証しない。

TOEIC Part5品詞問題50問|間違い31問が全部同じ方向だった

──じゃあ何が足りてないのか。

abceedでPart5を100問解いた。語彙50問と品詞50問に分けて。

品詞50問。1問ずつ、普通に解いた。迷った記憶がない。選んだ記憶はある。

結果。40%。

30問落としてる。

さっきまで自信満々に答えてた気がする。でも数字はそう言ってない。

本番のPart5が67%で、abceedの品詞が40%。また同じことが起きてる。感覚が当てにならない。

abceedでPart5品詞問題を解いているカフェのノートPC画面

間違えた問題をdocxにまとめた。1問ずつ、正解と自分の答えを横に並べた。

3問目で気づいた。方向が同じ。

a ___ increase。正解はsharp。形容詞。

僕が選んだのはsharply。副詞。

the ___ of measures。正解はeffectiveness。名詞。

僕が選んだのはeffective。形容詞。

5問目、10問目。ずっと同じ方向。

全部、意味が通るほうを選んでた。位置を見てなかった。

冠詞の後ろは名詞。aの後ろにあるincreaseは名詞。だから空欄は形容詞。

それだけ。意味は関係ない。

でも僕は意味から入ってた。意味が通れば正解だと思ってた。だから手応えがあった。考えてはいた。でも考える入口が違ってた。

「a + ___ + 名詞 = 形容詞」は、並べた時点で見えた。何回も同じパターンで落としてたから。

でも「become + 補語 = 形容詞」は、言われるまで気づかなかった。

commodities have become ___。正解はvaluable。形容詞。

僕はvaluablyを選んでた。副詞。

becomeの後ろに副詞を置いても、違和感がなかった。「価値ある形で変わった」──意味は通る。でも品詞が違う。

becomeは「〜になる」。後ろに来るのは「何に」なるか。状態。形容詞か名詞。副詞じゃない。ルールとしては知ってた。でも問題の中でbecomeを見た時、ルールは出てこなかった。意味のほうが先に来た。

記録を並べただけでは足りない。並べたものを、ルールと照合して初めて見える間違いがある。

手応えの正体は、「考えた量」だった。正しく考えたかどうかは別の話だった。

Claude Codeで品詞問題の間違いパターンを分析しているPC画面

TOEIC Part5の品詞問題|位置で解く手順を1問で試す

──じゃあ、どう解けばいいのか。

31問の間違いから、手順を逆算した。意味の前に、位置を見る。それだけ。

a ___ increase。さっき間違えた問題で試す。

まず、空欄の前を見る。a。冠詞。

次に、空欄の後ろを見る。increase。名詞。

冠詞 + ___ + 名詞。空欄は形容詞。

選択肢から形容詞を探す。sharp。これ。

意味は見てない。位置だけで答えが出た。

10秒。意味で悩んでた時の半分もかかってない。

僕が選んでたsharplyは副詞。位置で見た瞬間に消える。意味で考えてたら「鋭く増加した」で通ってしまう。でも位置が違う。

今まで意味から入ってた。だから「考えて解けた気がする」のに落ちてた。位置を先に見る。それだけで入口が変わる。

TOEIC品詞ドリル|数字は動いた、でも体に入ってない

──手順を作って、すぐに試した。同じ20問。

1問目。a ___ increase。前を見る。a。後ろを見る。increase。形容詞。sharp。

合ってる。いけるかもしれない。

2問目。the ___ of measures。前を見る。the。後ろを見る。of。名詞。effectiveness。

これも合ってる。手順通りにやれば、出る。

5問目。keep the TV ___。

「動詞。stabilize。」

違う。keep O C。Cは形容詞。stable。

keep O Cは知ってる。でも問題を見た瞬間、「TVを安定させる」で意味から入ってた。文型を確認する前に、意味で答えを出してた。

さっき作った手順が出てこない。頭では「位置を先に見る」と分かってるのに、手が先に動く。

結果。Step A 47%。半分も当たってない。ステップを「知ってる」のに。

同じ20問をもう1回。ルールは見ないで。

Step A 80%。Step B 80%。数字は動いた。

でも4問、まだ落としてる。

prior to ___ for the exam。

「動詞。register。」

違う。prior toのtoは前置詞。前置詞の後ろは名詞か-ing。

もう1回。

「動詞。register。」

また同じの選んでる。頭では分かった。でも手が同じ答えに行く。

3回目。「…動名詞。registering。」

やっと出た。でもこれ、明日また間違える気がする。

TOEIC 600点からの品詞対策|仕組みはまだ途中

──「知ってる」と「動ける」の間にギャップがある。

ステップを暗記しても、体が反応するまでには回数がいる。prior toは3回目でやっと出た。keep O Cは手順を作った直後に落とした。

振り返ると、今までの勉強は全部「知ってる」で止まってた。

問題を解く。間違える。解説を読む。「なるほど」と思う。次の問題に行く。

これをずっと繰り返してた。

間違えた問題は、どこにも残ってなかった。ノートは「あえて取ってなかった」。ChatGPTに聞けるし、abceedに履歴が残るし。デジタルで全部管理できると思ってた。

でも積み上がってなかった。同じパターンで同じ間違いを何回もしてるのに、「同じ間違い」だと気づけなかった。記録がないから。

今日初めて、間違いを並べた。並べたらパターンが見えた。パターンが見えたから手順が作れた。手順を作ったからドリルが回せた。

まだ穴だらけの器。でも器を持つこと自体が、今までと違う。

仕組みを「作った」だけで安心するのは、前と同じ失敗になる。問題を解いて「なるほど」と思って次に行く。あれと同じ。

仕組みを「回し続ける」まで行かないと、また手から砂がこぼれる。

空になったグラス。品詞ドリルを何時間も続けた後

明日もやる。それだけ決めた。

TOEIC Part5品詞問題|次の一手

あなたが今いる場所で、次に読む記事が変わる。

品詞問題の全体像をまず知りたいなら
TOEIC Part5の全体像|品詞問題から始める600点攻略

「わかってるのに解けない」が続いてるなら
TOEIC Part5「わかってるのに点が伸びない」理由

調べるほど分かった気になってる自覚があるなら
TOEIC Part5|調べるほど分かった気になってた

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次