TOEIC Part5が伸びない本当の理由| 品詞問題で毎回迷う人が見落としている判断ポイント

Part5は17/30で止まる。復習もしている。解説も読んでいる。

でも、次の模試でまた同じミスをする。

目次

TOEIC Part5で「わかってるのに点が伸びない」のはなぜか

多くの人は「品詞問題」「語彙問題」という理解で復習している。

でも実際に起きているのは、判断の入口が固定されていないことだ。

間違えた13問をA/B/Cで分類する

A|文法は知ってたのにミス(もったいない)
品詞はわかる、ルールも見たことある → 処理が雑 or 焦り
👉 対策:正解の根拠を1行で言語化

B|なんとなくで選んだ(一番伸び代)
迷って雰囲気で選択、「これっぽい」で当て外れ
👉 対策:「本当は何を見ないといけなかったか」を固定

C|そもそも知らない(覚え直し)
イディオム、動詞の型、前置詞セット
👉 対策:今日ミスったやつだけ、例文1個でOK

復習にかける時間の目安

問題解く:10分
復習:20〜30分

👉 解く時間<復習時間

これ守れないと点数止まる。

時間ない日の最適解
解く:10問
復習:A2問、B3問、C見るだけ

解説を読んで納得した。「あー、品詞問題だったか」と理解した。でも、次の模試で同じような問題が来たら、また迷う。

これは知識不足ではない。

にっしー

Part5の復習、解説読んで納得してるのに、また同じミスする。知識はあるはずなのに。

チャッピー

知識はある。判断で落としてる。

本当の問題は、「文を見た瞬間に何を見ればいいか」が決まっていないこと。

「品詞問題」という理解は、解説を読んだ後の結果認識。でも本番で必要なのは、空欄を見た瞬間に「空欄の右を見る」という判断が自動で立ち上がることだ。

TOEIC Part5「品詞問題」は分類ラベルであって判断の入口ではない

「品詞問題」「語彙問題」という理解は、教材用の分類ラベル。

でも本番で役に立つのは、こういう判断。

  • 空欄の右を見る
  • 動詞の前を見る
  • 前置詞の後ろを見る

これが「判断の入口」。

判断の入口とは

× 「これは品詞問題だよね」(後付け)
解説見て「あー品詞だったか」と結果認識

○ 「空欄を見た瞬間に、文のどこをスキャンするか」(入口)
was → 受動
submitted → 過去分詞
空欄 → 副詞しか入らん

この反射が出るかどうか。

例:The report was ___ submitted.

ここで即座に:
1. was → 受動態だ
2. submitted → 過去分詞だ
3. 空欄 → 副詞しか入らない

この流れが自動で立ち上がるかどうか。

「品詞問題だ」と認識するのは、解いた後。でも点を取るには、見た瞬間に判断ルートが動かないといけない。

副詞問題の3ステップ(判断ルートの型)

副詞が来た瞬間に👇

1️⃣ 修飾先を見る
→ 動詞?形容詞?副詞?

2️⃣ 強さ or 評価か判定
・程度(very / quite)
・評価(highly)
・過剰(too)

3️⃣ 文の意味と衝突してないか

この①→②→③の順番が「判断の型」。
選択肢を見る前に、脳が自動で辿るルート。

TOEIC Part5「わかってるつもりゾーン」に一番ハマるのは理解力がある人

理解スピードが速い人ほど、「わかった感」が強く出る。

だから、理解=定着と勘違いしやすい。

にっしー

解説読んだら理解できた。もう大丈夫だと思ったのに、また間違えた。

チャッピー

納得と定着は別。

定着の条件はこれ。

別の文でも同じ判断ができるか。

例:副詞問題で解説を読んで納得した。でも次に同じ構造の文が来たら、また迷う。これは未定着。

「わかってるつもりゾーン」の正体:

  • 知識は頭に入っている
  • でも判断の入口が決まっていない
  • だから本番で「どこを見ればいいか」が霧る

理解力がある人ほど、このゾーンにハマる。

TOEIC Part5で17/30から23/30に伸ばす復習法

復習の目的は、解説を理解することではない。

「この問題、最初にどこを見ればよかったか」を固定すること。

復習で固定する3つの判断ルート

副詞問題 → 修飾先を見る
動詞?形容詞?副詞?を判定してから選ぶ

時制問題 → 文頭 or 副詞を見る
yesterday / since / before を探してから選ぶ

前置詞問題 → 後ろの名詞を見る
名詞の性質(人/物/時間/場所)を確認してから選ぶ

これを1問ごとに言語化する。

「この問題、最初にどこを見ればよかった?」

これが言えた瞬間、その問題はもう復習不要になる。

同じ問題/同型問題の判断表

解説を理解したら、問題自体は復習不要? → 半分YES、半分NO

クラス同じ問題同型問題
A
知ってたのにミス
△(1回だけ)
時間置いて視線確認

必ず1〜2問
B
なんとなく選んだ

答え覚えてる

必ず1〜2問
C
知らなかった

再現性ゼロ

例文1個でOK


Bクラスが一番伸び代がある
なんとなく選んだ問題こそ、同型問題で「同じ視線で判断できるか」を確認する。

TOEIC Part5の復習は「問題の種類」ではなく「最初に見る場所」で分類する

今までの復習:

  • 品詞問題だった → ふーん
  • 語彙問題だった → ふーん

これは結果の分類。

にっしー

復習ノートに「品詞問題」「語彙問題」って分類してまとめてる。でも点が伸びない。

チャッピー

問題を「種類」で見ない。「最初に見る場所」で見る。

これからの復習:

問題を「最初に見る場所」で分類する。

  • 空欄の右を見る問題
  • 動詞の前を見る問題
  • 前置詞の後ろを見る問題

これが視線ルール。

今日からの超ミニ修正

Part5を解くときに、正解・不正解関係なく:

「この問題、最初にどこ見ればよかった?」

これを心の中で1回だけ。
書かなくていい。考えるだけでOK。

これだけで、判断の入口が固まり始める。

TOEIC Part5で語彙問題も構造で絞る

語彙問題も同じ。

「単語力が足りない」と思っているかもしれないが、本当の問題は「文構造で意味の制限を先にかけていない」こと。

例:

  • 目的語が人 → say / tell の判定
  • 結果を評価 → highly
  • 否定文+too → NG

単語の前に、構造で絞る。

語彙問題の本当の解き方

× 「単語力が足りない」
4つの選択肢を見て、意味で判断

○ 「文構造で意味の制限を先にかける」
目的語が人 → say / tell のどちらか
結果を評価 → highly が入る
否定文+too → NG

構造で絞ってから、単語を選ぶ。

語彙問題でも、判断の入口は「構造」。

明日から始める:TOEIC Part5の判断の入口を固める3ステップ

この記事を読んで「やってみよう」と思ったら、今日中にこの3つだけやってください。

今日中にやる3つのこと

STEP1:今日解いたPart5を1問だけ見返す(所要時間2分)
「この問題、最初にどこを見ればよかった?」と自分に聞く

STEP2:答えを1行でメモする(所要時間1分)
例:「空欄の右」「動詞の前」「前置詞の後ろ」

STEP3:同じ構造の問題を1問だけ解く(所要時間3分)
同じ視線で判断できたらOK。できなければ未処理。

💡 3つ全部で6分。判断の入口が1つ固まる。

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