TOEIC Part5が伸びない人へ|間違いを3つに分ける復習法

Part5が17/30で止まっていた。30問中17問正解。57%。

解説を読んで、納得して。次の模試でまた同じミスをする。

目次

TOEIC Part5が17/30で止まった記録

公式問題集を解いた。Part5:17/30。

答え合わせして、解説を読む。「ああ、そういうことか」と納得する。

1週間後、別の模試で同じ構造の問題が出た。また間違えた。

ChatGPTに聞いた。「Part5が17/30で止まってる。解説読んで納得したのに、また同じミスする」

答えは「納得と定着は別」だった。解説は「正解の理由」を教える。でも「どこを最初に見るか」は教えない。

TOEIC Part5の復習で解説を読むだけでは伸びない理由

解説には「正解の理由」が書いてある。でも「どこを最初に見るべきだったか」は書いてない。

品詞問題、語彙問題という分類もある。でもこれも、「どこから判断すればいいか」は教えてくれない。

必要なのは「判断ルート」の固定。選択肢を見る前に、どこを見るか。

TOEIC Part5の問題タイプ7種類(全体地図)

Part5は7種類に分かれる。どのタイプで落としているかを把握する。

▶ 7種類の詳細を見る

① 品詞問題(最重要)

名詞・動詞・形容詞・副詞のどれかを選ばせる。全体の3〜4割。ここ弱いと永遠に伸びない。

② 動詞の形(時制・態・一致)

時制(現在/過去/完了)、受動態、主語と動詞の一致。文の主語と時間を見抜く問題。

③ 前置詞・接続詞

in / on / at / for / with / because / although / if / when など。後ろに何が来るかで判断。

④ 代名詞

it / they / which / that など。何を指してるか、単数・複数。文の参照関係を追う。

⑤ 語彙問題(意味)

同じ品詞で意味が違う選択肢。語彙力ゴリ押しゾーン。ただし「頻出語」しか出ない。

⑥ 比較・数量・限定表現

比較級/最上級、many / much / few / little、each / every / all / some。文法×意味のハイブリッド。

⑦ イディオム・定型表現

be responsible for、in charge of、as soon as など。丸暗記ゾーン。出るやつは毎回出る。

この7種類のどれでミスしてるか。それを分類するのがA/B/C分類。

※Part5の全体像と品詞問題から始める600点攻略。
Part5の全体像|品詞問題から始める600点攻略

TOEIC Part5のミスをA/B/C分類する方法

間違えた問題を3つに分類する。

A:判断ミスB:なんとなくC:知らない

▶ 具体例を見る

A:判断ミス

知識はある。でも判断を間違えた。

例:「空欄の前後を見れば分かった」のに、選択肢を先に見た。

B:なんとなく

当てずっぽうで選んだ。根拠がない。

例:「この単語、見たことある気がする」で選んだ。

C:知らない

知識が足りない。単語も文法もわからない。

例:「この文法ルール初めて見た」。

17/30の時点で分類したら:A:5問、B:6問、C:2問。

A(判断ミス)が5問で一番多い。知識はあるのに、判断で落としている。

対策:判断ルートを固定する。毎回同じ順番で見る。

TOEIC Part5復習の時間配分|解く10分・復習20-30分

Part5の復習は、解く時間より長くかける。判断ルートを固定する。

解く:10分 → 30問を本番と同じペースで

復習:20-30分 → A/B/C分類して判断ルートを確認

▶ A/B/C別の復習手順を見る

A(判断ミス)の復習

「どこを最初に見るべきだったか」をメモする。選択肢を隠して、もう一度解く。

B(なんとなく)の復習

根拠を探す。空欄の前後、文全体、どこに判断材料があるか。見つけたらメモ。

C(知らない)の復習

解説を読む。文法書で確認する。ただし、Cは無理に覚えない。後回し。

復習に20-30分かかるが、解く時間より長くていい。定着させるなら、解く時間の2-3倍かける。

TOEIC Part5の「型」を固定する方法

「型」とは、選択肢を見る前の判断ルート。

STEP1:空欄の前後を見る

空欄の直前・直後の1-2語を見る。品詞が分かる場合が多い。

STEP2:文全体を見る

前後だけで判断できない場合、文全体を見る。主語と動詞の位置を確認。

STEP3:選択肢を見る

ここで初めて選択肢を見る。予想した品詞・意味と一致する選択肢を選ぶ。

この順番を固定する。毎回同じルートで判断する。

17/30から25/30に伸びたのは、型を固定してから。2週間で8問増えた。

明日から始める:TOEIC Part5の復習を変える

この記事を読んで「Part5が伸びない」と思ったら、今日中にこの3つだけやってください。

💡 今日中にやる3つのこと

STEP1:直近の模試のPart5を見直す(所要時間5分)
間違えた問題を数える。何問間違えたか確認する。

STEP2:1問だけA/B/C分類してみる(所要時間3分)
A(判断ミス)/B(なんとなく)/C(知らない)のどれか判定する。

STEP3:A判定の問題で「どこを最初に見るべきだったか」をメモ(所要時間2分)
選択肢を隠して、空欄の前後だけで判断できるか試す。

💡 3つ全部で10分もかかりません。判断ルートが1つ固定されると、同じ構造の問題で迷わなくなります。

📝 Part5攻略シリーズ

この記事は「Part5復習編」です。基礎を学んでから復習法で定着させると効果的です。

まずは基礎を学びたい:
Part5の全体像|品詞問題から始める600点攻略

復習しても伸びない理由:
Part5「わかってるのに点が伸びない」理由

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