TOEIC初受験560点のPart別分析|Part3が51%、Part5が47%で崩れた理由

TOEIC初受験560点のPart別分析|Part3が51%、Part5が47%で崩れた理由

初受験560点(L315, R245)の、Part別の正答率が出た。
数字を並べて、構造を見る。

目次

TOEIC 560点の内訳

Listening: 315点
Part1(写真描写): 100%
Part2(応答問題): 72%
Part3(会話問題): 51% ← 最低
Part4(説明文問題): 67%

Reading: 245点
Part5(短文穴埋め): 47% ← 最低
Part6(長文穴埋め): 63% ← 最高
Part7A(1つの文書): 55%
Part7B(複数の文書): 48%

公式スコアレポートに記載された正答率。

TOEICのListeningで見えた構造

Part1からPart4へ、正答率の推移:
100% → 72% → 51% → 67%

Part3で崩れて、Part4で少し戻った。

Part3が崩れた理由(仮説):
Part3は会話問題。2人の会話を聞いて、3問ずつ解く。

Part1は1問で完結。
Part2も1問で完結。
Part3は3問セット。

会話を聞きながら、次の設問を先読みする。
先読みが追いつかないと、会話の流れを見失う。

51%という数字は、半分取れていない。
「聞けてない」というより、「処理が追いつかなかった」。

TOEICのReadingで見えた構造

Part5からPart7Bへ、正答率の推移:
47% → 63% → 55% → 48%

Part6が最も高く(63%)、Part5が最も低い(47%)。

Part5が低い理由(仮説):
Part5は短文穴埋め。1文だけ見て、文法・語彙を判断する。

Part6は長文穴埋め。前後の文脈がある。
Part7も文脈がある。

Part5だけ、文脈がない。
純粋に文法知識と語彙で判断する必要がある。

Part6が高い理由(仮説):
Part6は文脈がある。前後の文を読めば、何が入るか推測できる。

文法知識が不足していても、文脈から答えを絞れる問題がある。
結果的に、Part5より正答率が高くなった。

TOEIC Part3とPart5の共通点

Part3(51%)とPart5(47%)。
どちらも50%前後で、最も低い。

この2つの共通点:

1. 瞬間的な判断が求められる
Part3:会話を聞きながら、設問を先読みして、答えを選ぶ。
Part5:1文だけで判断する。前後の文脈がない。

2. 「処理の速さ」が必要
Part3:先読みが遅れると、会話に追いつけない。
Part5:1問に時間をかけすぎると、Part7の時間がなくなる。

どちらも、判断を素早く終わらせる必要がある。
判断が遅いと、崩れる。

TOEIC 560点の構造的特徴

この凹凸から見えること:

文法<文脈の傾向
Reading: Part5(47%)< Part6(63%)
文脈があると正答率が上がる。
文法だけで判断すると正答率が下がる。

処理速度が足りない
Part3とPart5が崩れた理由は、判断の速さ。
時間をかければ取れる問題を、時間内に判断しきれていない。

この凹凸から見える次の一手

前回の記事で、560→600は約10問の差と確認した。

10問増やすには、どこを強化するか。

選択肢1: Part5を強化する
現在47%(約14問/30問正答)
+2問で53%(16問/30問正答)

選択肢2: Part3を強化する
現在51%(約20問/39問正答)
+2問で56%(22問/39問正答)

どちらも「判断の速さ」を上げる必要がある。
Part5の判断を速くすれば、Part7の時間が増える。
Part3の先読みを速くすれば、会話を追いやすくなる。

次は、この2つのどちらから手をつけるかを決める。

終わり

560点のPart別正答率を並べて、構造を見た。
Part3(51%)とPart5(47%)が最も低い。

どちらも、判断の速さが足りていない。
この2つを強化することが、560→600への最短ルート。

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