405点。
前日630点だったのに。
225点、消えた。
でも不思議なことに、どこか安心している自分がいた。
——これは、その11日前から始まっていた。
第1章:上がり続けることの怖さ
11月4日、670点。
330点から始めて2か月。
人生最高記録だった。
「700点いける」
その日から、毎日模試を解いた。
休まなかった。
670点 → 585点 → 680点 → 510点。
乱高下した。
「今日は上がった」
「今日は下がった」
「明日は取り返さないと」
11日間、1日も休まなかった。
「いつか大きく下がる」
ずっとそう思っていた。
第2章:崩壊
11月15日。
連続11日目。
1時間模試を開いた。
60分後、採点ボタンを押した。
405点。
しばらく画面を見ていた。
「やっぱり来た」
でも、どこか安心している自分がいた。
「あーやっと終わった」
—第3章:5日間、何もできなかった
「1日だけ休もう」
「明日から」
「明日から」
アプリのアイコンは見えている。
開く気が起きない。
3日、そのまま過ぎた。
—旅行が迫っていた。
ストックホルム、2泊3日。
半年前に予約していた。
でも、このタイミングで旅行。
罪悪感があった。
飛行機で1時間、キクタンを聞いた。
そして、免罪符を作った。
「この旅行で、英語を使おう」
—第4章:免罪符のつもりが、本当の意味を持った(11月20-22日)
11月20日、ストックホルム。
入国審査で「Eat Meatballs!」と答えた。
QRコードが反応しなくて焦った。
後ろの人に助けてもらった。
中央駅で、黒人の家族に話しかけられた。
写真を撮った。
気づいたら言っていた。
「Where are you from?」
相手は笑って答えてくれた。
「We’re from Congo.」
僕も自然に返した。
「Oh, nice! We are from Japan!」
すると彼は少し驚いたように笑い、
日本に敬意を示すように軽くお辞儀をしてくれた。
その一瞬。
言葉が通じた、ではない。
人と人がつながった感覚があった。
第5章:帰国、点数は元に戻った
11月23日、帰国。
勉強を再開した。
11月29日、Abceedのミニテストを解いた。
採点ボタンを押した。
680点。
—405点から戻った。
でも、喜びはなかった。
点数は、動いていなかった。
—第6章:本試験が近づいてくる(12月初旬〜6日)
12月に入った。
本試験まで、あと1週間。
勉強は続いている。
毎日やっている。
不思議なのは、
やめる気が起きていないことだった。
伸びてもいないのに、止まろうとは思わない。
なんでだろう、と思った。
何かが変わった気がした。
でも、それが何なのか、はっきりとは分からなかった。
12月6日、金曜日。
前日準備をした。
伸びてないのに、準備だけは進む。
手が止まらない。
22時には寝た。
—エピローグ:明日、本試験
点数は動かなかった。
670点から680点。
誤差の範囲だ。
でも、英語の意味が変わった。
点数を取るためのもの、だった。
それが、人とつながるためのもの、になった。
明日、本試験。
—この記録で触れた話
- TOEIC連続11日目の崩壊|680点→405点で気づいた量から質への転換
- 入国審査で英語が出てこない|TOEIC学習中に北欧旅行した体験談
- 初めて英語で話しかけた日|TOEIC学習中に北欧旅行した体験談
- TOEIC前日までにやっておくべきこと|当日焦らないための準備リスト
この記事は、TOEIC学習の2か月目(11月初旬〜12月6日)を振り返る記録です。点数は伸びなかったが、何かが違う気がした時期のログとして残しています。本試験の結果は3か月目の記録で扱います。
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