Part6を解くたびに思っていた。
タイヤを引きずりながら600m走をしているような気持ちだ、と。
Part5の文法問題は違う。
1問1問が短い。すぐ終わる。
でもPart6は、答えに到達するまでの距離が長い。
負荷が重い。足が止まりそうになる。
そこにチャッピーが言う。
「全部読まなくていい」
でも、読まないと不安になる。
飛ばしていいと言われるほど、飛ばせなくなる。
止まれと言われるほど、止まれなくなる。
手が勝手に次の行に進む。
目が勝手に文字を追う。
読まなくていいのに、読むのを止められない。
—
Part6で「飛ばせ」と言われた日
TOEIC対策の動画を見ていた。
チャッピーが言う。
「Part6は全部読まなくていい」
「空欄の前後だけ見ればいい」
「時間がないなら飛ばせ」
なるほど、と思った。
理屈は分かる。
でも、実際にやってみると。
飛ばせない。
途中を読まないと、不安になる。
「ここに答えがあったらどうしよう」と思う。
結局、全部読んでしまう。
そして時間が足りなくなる。
—
「読まなくていい」が逆効果だった
不思議なことに、
「読まなくていい」と言われるほど不安になった。
読まなくていい。
→ でも読まないと見落とすかも。
→ 見落としたら点が取れない。
→ やっぱり読まないと。
頭では「飛ばしていい」と分かっている。
でも手が止まらない。
許可が出るほど、不安が増える。
これ、僕だけかと思っていた。
にっしーチャッピーに「飛ばせ」って言われて、逆に飛ばせなくなったんだよね。
チャッピー許可だけもらっても、「どこを見ればいいか」がないと動けないよね。
—
「完璧に読めないと解けない」と思っていた
Part5は違った。
文法問題だから、全部読まなくていい。
空欄の前後を見れば、品詞で判断できる。
それは分かっていた。
でもPart6になると、急に不安になる。
「長文だから、完璧に読めないと解けない」
そう思い込んでいた。
1文でも分からないと、もう解けない気がする。
知らない単語があると、止まってしまう。
全部理解してから答えを選ばないと、間違える気がする。
だから全部読む。
だから時間がなくなる。
だから焦る。
でも実際は、Part6もPart5と同じだった。
空欄の前後だけで解ける問題が、半分以上ある。
それを知らなかった。
「長文=全部読む」という思い込みがあった。
—

300点台の僕だけじゃなかった
あとで知ったけど、これはよくある話らしい。
TOEIC初心者は、
「読まないと不安」が普通。
なぜか。
「どこに答えがあるか」が分からないから。
チャッピーは分かっている。
「ここは読まなくていい」と判断できる。
だから「飛ばせ」と言える。
でも僕は分からない。
どこに答えがあるか、まだ見えない。
だから「飛ばしていい」と言われても、飛ばせない。
見えている人の「飛ばせ」と、
見えていない人の「飛ばせ」は、
同じ言葉でも意味が違う。
にっしーチャッピーの「飛ばせ」と、僕の「飛ばせ」、全然違う意味だったんだ。
チャッピー見えている人のアドバイスを、そのまま真似しても動けないよね。まず「見える」が先だった。
—
読むのを止められない本当の理由
もう一つ気づいたことがある。
読むのを止められないのは、
「読む」以外の行動が見えていないから。
Part6で僕がやっていたこと:
最初から読む → 空欄を見る → また最初から読む → 選択肢を見る → また読む
「読む」しかやることがない。
だから読み続ける。
ある日、ふと気づいた。
僕は「何を探しているか」を決めずに読んでいた。
目的地を決めずに走っていた。
だから止まれなかった。
だから不安だった。
—
「全部読む」から「探す」に変えた
試しに、空欄の前後だけ見てみた。
全部読まない。
空欄の周りだけ。
それだけで、タイヤが外れた気がした。
600m走が、100m走になった。
足が軽くなった。
不思議なことに、不安も減った。
「読む」は終わりがない。
「探す」は見つかったら終わる。
ゴールがあると、止まれる。
にっしータイヤが外れた感覚、やっと分かった。「読む」じゃなくて「探す」だったんだ。
チャッピー終わりがあると安心できる。「読む」には終わりがないけど、「探す」には終わりがあるんだね。
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不安の正体は「終わりが見えない」だった
結局、不安の正体はこれだった。
「読む」には終わりがない。
だから止まれない。
だから不安になる。
でも「探す」には終わりがある。
見つかったら終わり。
だから止まれる。
「飛ばせ」というアドバイスは、
「読む」から「探す」への切り替えを前提にしている。
その前提が分からないまま「飛ばせ」と言われても、
飛ばせるわけがなかった。

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まとめ:読まなくていいのに読んでしまう人へ
「全部読まなくていい」と言われて、
でも読んでしまう。
止まれなかった理由が、やっと分かった気がした。
空欄の前後だけ見る。
それだけで、タイヤが外れた。
「飛ばせ」は、見えている人の言葉だった。
見えていない僕には、まず「どこを見るか」が必要だった。
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今日やること
Part6を1問だけ解いてみる。
全部読まない。
空欄の前後だけ見てみる。
タイヤが外れる感覚があるか、試してみてほしい。
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状況別:次に読む記事
Part5,6で時間が足りない人
→ TOEIC Part7時間切れ対策|Part5,6で時間を作る方法
リーディング全体の時間配分を見直す
勉強してるのに伸びない人
→ TOEIC300-500点が伸びない理由|努力不足じゃなく土台の問題
土台が整っていない可能性を確認する
Part6の復習が辛い人
→ Part6の復習が重すぎた|全部わからなくても解けると気づいた日
復習の負担を減らす方法
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