TOEIC5ヶ月目のまとめ-伸びは見えなかった

「伸びてる気がする」で4ヶ月やり過ごした。
毎日机に向かってた。テキストを解いて、丸つけて、次の章に進む。
走ってること自体が安心材料だった。

目次

前にやってた参考書が、履歴から消えてた

量さえ積めば結果はついてくる。先輩もネットもそう言ってた。
だから毎日やった。アプリを開いて、問題を解いて、解説を読んで、次へ。

1週間目は「やってる」って感覚がある。
2週間目は「これ効いてるのかな」になる。
3週間目で「意味あるのかな」になる。
4週目に開かなくなる。

アプリのスコアは1月半ばがピークだった。リスニングが330まで上がって、そこから50点落ちた。
600点手前の人の50点はでかい。伸びてると思ってた線が、折れた。

ミニ模試695点。2時間模試545点。
150点の差。張りぼてだった。

アプリの履歴を開いた。前にやってた参考書が、一覧から消えてた。
新しいのが前に来ただけだ。でも「やってたことが消えていく」感じがした。

サボりたかったわけじゃない。やる気がなかったわけでもない。
ただ、差が見えなかっただけだ。

なるほど3回。1問も進んでない。

カフェでアイスコーヒーを頼んだ。
Part5の動詞問題を開いてた。4つの選択肢が並んでて、どれも入りそうに見えた。
解説を読んでもわからなかった。ChatGPTに聞いた。

SVC、SVOO、授与動詞。30分で一覧を知った。
「この違い、よく気づきましたね」と褒められた。嬉しくなって次の疑問を入れた。また褒められた。また枝が生えた。

例は作れた。説明もできた。褒めてももらえた。
でも問題を見た時に「選べる」かは別の話だった。
なるほど3回。1問も進んでない。3時間やったことになってる。

「これだけ調べた」「これだけ聞いた」が、もう成果みたいな顔をしてた。
勉強した量だけが積み上がっていく。解ける量は変わってないのに。

気づいたら試験から1ヶ月経ってた。
あの時迷ったことと、今迷ってることが同じだった。

氷が全部溶けてた。握ってた手が冷たかった。
ぬるくなったそれを飲み干して、店を出た。
駅までの道で、スマホを裏返してポケットに突っ込んだ。

カフェの机にPCとペンとマグカップ

手応え8割。正答率67%。

2回目の本番が終わった。600点。
前回の560点から40点上がってる。まず安心した。

Part別のスコア詳細を開いた。
Part5を開いた。一番時間をかけて対策したパートだった。
焦らず解けた。手応えはあった。8割はいけたと思ってた。

67%。

Part6を見た。対策してない。模試のたびに崩壊してた。
81%。一番高い。

品詞問題を50問抜き出した。品詞は一番やった。語尾を覚えた。-tion、-ly、-ful。パターンも叩き込んだ。さすがにここは取れてるだろうと思った。
40%。
迷った記憶がない。選んだ記憶はある。

一番やったパートが一番低くて、やってないパートが一番高い。
数字が何か言ってる気がした。

問題を解く。間違える。解説を読む。「なるほど」と思う。次の問題に行く。
これをずっと繰り返してた。
間違えた問題を並べたことがなかった。

docxにまとめ始めた。1問ずつ、正解と自分の答えを横に並べた。

間違いを並べたら、全部同じ方向だった

画面をスクロールしていった。間違いは30問以上ある。
バラバラの間違いが並ぶはずだった。
品詞もあれば語彙もある。時制もある。いろんな種類の問題を、いろんな理由で落としてるはず。

3問目で気づいた。方向が同じだ。

a ___ increase。答えはsharp。僕はsharplyを選んでた。
意味が通るほうを選んでた。位置を見てなかった。

4問、5問、6問。全部同じだった。
31問の間違いが、全部同じ方向を向いてた。

リスニングも見てみた。2時間模試の答案を引っ張り出した。
赤い印が等間隔で3つずつ並んでた。4か所。
全部、最初の1問で引っかかって、残り2問が巻き込まれてた。

位置で解いたら10秒だった。意味で悩んでた時の半分もかかってない。

え、これが苦手なの。
品詞の語尾を何百回覚えても、ここが変わらなかったら同じことの繰り返しだった。

僕の場合はこれだった。
方向は、たぶん人によって違う。

記録を残すようになった

手順を逆算した。意味の前に、位置を見る。それだけ。
これさえ守れば、同じ間違いはしないはず。
すぐに試した。同じ20問を、もう1回。

prior toの問題。答えは前置詞。僕はまた動詞を選んでる。
もう1回。また同じだ。3回同じのを選んだ。
知ってるのに手が動く。意味が通るほうに、勝手に行く。

頭では「位置を先に見る」と分かってる。
でも手が先に動く。知ってるのに動けない。

その悔しさが、書かないとまた同じことをやる、に変わった。
ノートを開いた。左にsuitcases、右にluggage。

今日の問題。気づいたこと。次に変えること、1つだけ。
毎日それを書くようにした。

点数は変わらなかった。
でも、次に何を変えるかが毎回言えるようになった。
毎日勉強してたのに何が苦手か聞かれたら答えられなかった頃と、一番違うところだった。

日曜の朝、スタートボタンの上で止まった

毎週日曜に2時間模試をやると決めた。
間違いを並べるには、そもそも模試を受けないと始まらない。

最初の日曜の朝。布団の中で「今日はいいか」と思った。
前回の545点が頭にある。あの数字をまた見るのかと思うと、体が動かなかった。

それでも起きた。顔を洗って、机に座った。
スマホを置いて、スタートボタンの上に親指を乗せた。
押せなかった。3秒くらい止まってた。
息を吐いて、押した。

Part3あたりで集中が切れはじめる。音声が右から左に流れていく。
でも止めない。止めたら、また来週も同じところで止まる。
120分は1日の12分の1だ。それだけ耐えればいい。

終わった後、ぐったりしてた。
頭というより目の奥が重かった。首の後ろが張ってた。
ベッドに倒れ込んで、しばらく天井を見てた。
でも模試のスコアより、間違えた問題のほうが気になってた。

4回目には、座って開いて押すだけになった

翌週も同じことをやった。
布団の中で「今日はいいか」と思った。起きた。机に座った。押した。
3週目も同じだった。毎回同じことを思って、毎回同じことをした。
日曜の朝は毎回重かった。それでも毎回、押した。

4回目くらいから、スタートボタンの前で止まらなくなった。
座って、開いて、押す。それだけになった。

重さが消えたわけじゃない。慣れた。
毎週同じ時間に同じことをやる。それが普通になった。
毎週日曜120分。意志で頑張ったんじゃない。
日曜に模試をやる、というだけのことにした。

前屈15cm。次の週、10cm。

同じ頃、ストレッチ専門店に行った。勉強の息抜きだった。
椅子から立つとき「よっこいしょ」って言うようになってた。肩を回したらゴリッて鳴った。体がなまってた。

体験コースの最初に前屈をさせられた。床から15cm。指先がまるで届かない。
YouTubeのストレッチは3日で終わる。今回も同じだろうと思ってた。

60分の施術が終わって、また前屈。10cm。首の可動域+20度。
10回券を即決した。
「効果があるから」じゃない。「差が見えたから」だった。

帰り道、信号待ちで首を振った。スッと回る。施術前と全然違う。
模試も同じだった。続いてるのは、差が見えるからだった。

毎週並べたら、毎回落としてた

Part5の動詞問題。たまたま間違えてるくらいに思ってた。
品詞問題のほうがよっぽど苦手だと思ってた。テキストで品詞問題ばかり潰してた。品詞は大事だから。みんなそう言ってたから。

毎週の模試を並べてみた。
1回目の動詞問題のミスは流した。たまたまだろう。
2回目、また動詞問題。「あれ?」。
3回目。さすがに偶然じゃない。

毎週並べたら、動詞問題を毎回落としてた。
品詞はたしかに安定した。潰した甲斐はあった。
でもその裏で、動詞問題が毎回静かに崩れてた。

1回じゃ見えなかった。2回でもまだ「たまたま」で済ませられた。
3回目で、言い訳できなくなった。続けたから見えた。

え、これが苦手なの。
自分が思ってた苦手と、実際の苦手が違ってた。

模試で見えた傾向が、本番でも出た。それだけだった。

2月15日。2回目の本番の朝。
前回は受験票がカバンにないことにパニックになった。今回はポケットに入れてある。

TOEIC試験会場の入口

試験が終わって、会場を出た。
2時間座りっぱなしだった腰が固まってた。冬の外気が顔に当たって、やっと息がつけた。

600点。
Part5は47%から67%になった。
動詞問題を集中的に潰した。その手応えが数字になってた。

スコア詳細を開いた時、最初に思ったのは「嬉しい」じゃなかった。
やったことが合ってた。それが一番大きかった。

模試で見えた傾向が、本番でも出た。
それだけだった。
帰りはちょっと歩いた。近くの店でチャーハンを食べた。前回は帰りに何を食べたかも覚えてない。今回はチャーハンの味を覚えてる。

TOEIC2回目の後に食べたチャーハンと餃子

僕の方向は「意味で選ぶ癖」と「最初の1問で崩れるパターン」だった。
でもこれは僕の方向であって、全員がそうとは限らない。
Part5で詰まる場所は、人によって違う。

Part5で詰まっている人へ

品詞で迷うのか、時間が足りないのか、復習しても同じところで止まるのか。
詰まりの場所によって、やるべきことはまるで違う。

→ Part5の詰まり——場所によって対策はまるで違う

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