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TOEIC Part5の全体像|品詞問題から始める600点攻略

TOEIC Part5の全体像|品詞問題から始める600点攻略

📚 品詞問題攻略シリーズ全4回【全記事公開済み】

このシリーズは全4回で、すべて公開済みです。順番に読むことで品詞問題を完全攻略できます。

💡 学習の進め方:第1回→第2回→第3回→第4回の順で読むと、段階的に品詞問題をマスターできます。

この記事で分かること

  • Part5の問題タイプ別出題割合(語彙30%、品詞25%、文法45%)
  • 品詞問題が「意味が分からなくても解ける唯一の問題」である理由
  • なぜ品詞問題から攻略すべきか(4つの理由)
  • 実データに基づく600点を取るためのPart5戦略
目次

結論:Part5は品詞問題から攻略する

TOEIC Listening & Reading TestのPart5は30問、理想は10分で解く。
でも、全部を同じように解こうとすると時間が足りなくなる。

あたいも最初、Part5だけで20分以上かかってた。
全部解こうとして、Part7の後半が手つかず。
焦って、正答率も下がる。

でも、Part5の中身を分析してみたら、意外な発見があった。

Part5のうち25-30%(7-9問)は「品詞問題」で、意味が分からなくても解ける。

語尾を見るだけ。
-lyなら副詞、-tionなら名詞、-fulなら形容詞。
10秒で解ける。

※例外:friendly、lovely、costlyなど一部の-ly語は形容詞。でも出題頻度は低い。

品詞問題の典型パターン

  1. be動詞 + 形容詞
  2. 動詞 + 副詞
  3. 冠詞(a/the) + 名詞
  4. 冠詞 + 形容詞 + 名詞
  5. 名詞 + 動詞
にっしー

意味が分からなくても解けるの?

チャッピー

そう。品詞問題は語尾と文法構造だけで判断できる。単語の意味を知らなくてもOK。だから、初心者でも確実に取れる。

あたいも品詞問題に集中してから、Part5の正答率が66%まで上がった。
1問あたり43秒かかってたけど、確実に取れる問題を見極めることで、Part7に時間を残せるようになった。

つまり、TOEIC Part5 品詞問題 600点攻略の第一歩は「品詞問題」から。

この記事では、TOEIC Part5の全体像と、品詞問題の位置付け、600点を取るための戦略を実データで解説する。

Part5の問題タイプ別出題割合

まず、Part5がどんな問題で構成されているか見てみよう。

Part5は30問あるけど、全部が同じタイプの問題じゃない。
大きく3つに分かれる。
(参考: TOEIC Part5の問題パターン

問題タイプ出題数割合特徴
語彙問題9-10問30%同じ品詞で意味が異なる単語から選ぶ。意味を知らないと解けない。
品詞問題7-8問25%同じ単語の異なる品詞から選ぶ。意味が分からなくても解ける。
その他文法13-14問45%前置詞、動詞、代名詞、接続詞など。文法知識が必要。

この表を見て気づくことがある。

品詞問題は25-30%しかない。

でも、これは逆にチャンスでもある。
なぜなら、品詞問題は意味が分からなくても解ける唯一の問題タイプだから。

にっしー

25%って少なくない?

チャッピー

少ないけど、7-8問はTOEICスコアで約40-50点相当(※スコアは換算式による推定値)。しかも、語彙力不要で確実に取れる。初心者にとっては最高の得点源なんだよ。

語彙問題(30%)は、単語を知らないと解けない。
文法問題(45%)は、文法知識が必要。

でも、品詞問題(25-30%)は、語尾と文法構造だけで判断できる。
だから、品詞問題から攻略するのが効率的。

なぜ品詞問題から始めるべきか(4つの理由)

品詞問題を最初に攻略すべき理由は4つある。

理由1: 語彙力不要(初心者でも解ける)

品詞問題の最大の特徴は、単語の意味を知らなくても解けること。

例えば、こんな問題:

Customer reviews indicate that many modern mobile devices
are often unnecessarily _____.

(A) complication  (名詞)
(B) complicates   (動詞)
(C) complicate    (動詞)
(D) complicated   (形容詞)

“complication”という単語の意味を知らなくても、解ける。
なぜなら、空欄の前に「are often unnecessarily」があって、be動詞 + 副詞の後ろだから、形容詞が入るって分かる。

答えは(D) complicated。

語尾を見れば、-edは形容詞(または過去分詞)。
意味が分からなくても、文法構造だけで判断できる。

💡 注意: -edで終わる単語は「形容詞」と「過去分詞」の両方の働きがあります。
この使い分けは「品詞問題攻略・応用編(記事③)」で詳しく解説します。

理由2: 時間短縮に最も効果的(10秒で解ける)

品詞問題は、空欄の前後だけを見れば解ける。
文全体を読む必要がない。

TOEIC講師は3秒で解くらしいけど、一般的には10秒が目標。
あたいは最初43秒かかってたけど、語尾判断を身につけてから20秒くらいまで短縮できた。

品詞問題を10秒で解けば、Part7に時間を残せる。

Part5で10分を目標にするなら、品詞問題(7-8問)を10秒で解けば1分20秒。
残りの時間を語彙問題と文法問題に使える。

理由3: パターンが決まっている(再現性が高い)

品詞問題は、パターンが決まってる。

  • 語尾を見れば品詞が分かる(-ly → 副詞、-tion → 名詞)
  • 空欄の前後を見れば文法構造が分かる(be動詞 + 形容詞)
  • パターンを覚えれば、どの問題でも同じように解ける

語彙問題は単語によって違うし、文法問題は複雑。
でも、品詞問題は「語尾判断 + 文法構造判断」の2ステップで解ける。

再現性が高いから、練習すればするほど正答率が上がる。

理由4: 40-50点相当(確実に取れる得点源)

品詞問題は7-8問で、TOEICスコアに換算すると約40-50点相当(※スコアは換算式による推定値)。

語彙力不要で、時間も短縮できて、パターンも決まってる。
つまり、確実に取れる得点源

あたいも品詞問題に集中してから、Part5全体の正答率が50%から66%まで上がった。
7-8問のうち、5-6問は確実に取れるようになった。

この5-6問(40点相当)が、600点到達の足がかりになった。

品詞問題の例題(語尾判断)

実際に品詞問題を解いてみよう。
語尾を見るだけで解ける例題を3つ紹介する。

例題1: -ly(副詞)

The company has been expanding _____ over the past five years.

(A) rapid
(B) rapidly
(C) rapidity
(D) rapids

答え: (B) rapidly

解説:
空欄の前に「expanding」(動詞)がある。
動詞を修飾するのは副詞。
-lyで終わるのは副詞だから、rapidly(急速に)が正解。

意味が分からなくても、語尾を見れば解ける。

例題2: -tion(名詞)

The manager requested the _____ of all meeting notes.

(A) complete
(B) completely
(C) completion
(D) completing

答え: (C) completion

解説:
空欄の前に「the」(冠詞)がある。
冠詞の後ろには名詞が来る。
-tionで終わるのは名詞だから、completion(完成)が正解。

これも意味が分からなくても解ける。

例題3: -ful(形容詞)

The new software has been _____ in reducing errors.

(A) success
(B) successful
(C) successfully
(D) succeed

答え: (B) successful

解説:
空欄の前に「been」(be動詞)がある。
be動詞の後ろには形容詞(または名詞)が来る。
-fulで終わるのは形容詞だから、successful(成功した)が正解。

このように、語尾を見るだけで品詞が判断できる。
意味が分からなくても、10秒で解ける。

主要な語尾パターン一覧

品詞語尾
副詞-lyquickly, recently, carefully
名詞-tion, -ment, -ness, -itycompletion, development, happiness, ability
形容詞-ful, -ous, -ive, -ablesuccessful, famous, effective, reliable
動詞-ize, -ifyorganize, identify, simplify

600点を取るためのPart5戦略

Part5で600点を取るためには、全問正解を目指さなくていい。
確実に取れる問題を見極めて、捨て問も作る。

あたいが実践した戦略を紹介する。

問題タイプ別の戦略

問題タイプ出題数目標時間戦略
品詞問題7-8問10秒/問
(合計1分20秒)
確実に取る
語尾判断で解く。7-8問中、5-6問を目標。
語彙問題9-10問20秒/問
(合計3分20秒)
知ってる問題だけ
単語を知ってる問題だけ解く。知らない問題は捨てる。
文法問題13-14問15秒/問
(合計3分30秒)
分かる問題を取る
前置詞、動詞は狙う。複雑な問題は捨てる。
合計30問約8分Part7に時間を残す(目標10分以内)

この戦略のポイントは、品詞問題を最優先で確実に取ること。

品詞問題は語彙力不要で、10秒で解ける。
7-8問のうち5-6問取れれば、40点確保。

語彙問題と文法問題は、知ってる問題・分かる問題だけ解く。
3秒見て分からなければ、捨てる。

全部解こうとすると時間が足りなくなる。
捨て問を作ることで、Part7に時間を残せる

にっしー

捨て問を作るの、罪悪感ある…。

チャッピー

分かる。でも、Part5で20分以上使ってPart7の後半が手つかずになるより、Part5を10-12分で切り上げてPart7に時間を残す方が、トータルの正答数は増える。戦略的に捨てることも大事。

あたいの実績(50問模試で605点相当)

実際、あたいもこの戦略で正答率が上がった。

50問模試で605点相当を取ったとき、Part5の正答率は66%(10/15問)。
1問あたり43秒かかってたけど、確実に取れる問題を見極めることで正答率を確保できた。

特に品詞問題は、15問中の推定3-4問で、そのうち3問は確実に取れた。
語尾判断と文法構造判断を身につけたおかげで、時間も短縮できた。
(詳しくはPart別優先順位の記事を参照)

20秒ルール(1問20秒)は理想だけど、43秒かかっても66%取れれば十分。
大切なのは、確実に取れる問題を見極めることだった。

このシリーズで学べること

このシリーズでは、品詞問題を中心に、Part5攻略法を4本の記事で解説する。

記事①(この記事): Part5全体像と品詞問題の位置付け

  • Part5の問題タイプ別出題割合(語彙30%、品詞25%、文法45%)
  • なぜ品詞問題から攻略すべきか(4つの理由)
  • 600点を取るためのPart5戦略

記事②: 品詞問題攻略・基本編(語尾判断)

  • 品詞別の語尾パターン一覧(-ly副詞、-tion名詞、-ful形容詞)
  • 語尾判断の例題(5問)
  • 66%を取った学習法(文法書の活用法も参照)

今日からできる練習

  • 公式問題集のPart5で語尾だけ見て品詞を判断する練習
  • -ly、-tion、-fulを見つけたら即座に品詞を答える訓練
  • 1問10秒のペースで解く練習(意味は考えない)

記事③: 品詞問題攻略・応用編(文構造+意味)

  • 空欄前後の文法構造パターン(be動詞+形容詞、冠詞+形容詞+名詞)
  • -ed と -ing の使い分け(600点の壁)
  • 文構造を意識した学習法

記事④: Part5時間配分と捨て問戦略

  • 20秒ルールの現実(43秒/問で66%取れた)
  • 問題タイプ別時間配分(品詞10秒、語彙20秒、文法15秒)
  • 捨て問の判断基準(3秒ルール)

次の記事では、品詞問題の語尾判断を詳しく解説する。
-ly、-tion、-fulなど、語尾パターンを覚えれば、10秒で解けるようになる。


❤️‍🔥 成長の快感:Part5の品詞が見えるようになった瞬間

最初に “あ、読める” って感覚が来たのは
ほんと一瞬だった。

でもあれは忘れられない。

頭の中の霧が、スッ……と晴れる。
「え? なんで今まで見えなかったんだ…?」って
自分でも驚くあの瞬間。

そしてその次の問題でも、また見える。
3問目でも見える。
目の前で 正答率が上がっていくのが分かる。

“点が伸びる” って、こういうことなんだって身体で理解した。

一番快感だったのは「60点じゃなく、1点の積み上がり」

TOEICって、
ある日突然100点伸びたりしない。

でもある日突然 “1点ずつ積み上がっていたことが見える”。

あれが一番気持ちいい。

昨日は見えなかった

今日は見える

この変化だけで世界が変わる。

点数が伸びた時より、
“できる” が積み上がっていく感覚の方が気持ちいい。

品詞問題は、成長の”最初のエンジン”になる

単語力じゃない。
文法知識でもない。

品詞が見えるようになると、
リーディング全体の操作感が変わる。

問題を読むたびに
「うわ、これ分かる」「これも分かる」
ってなる。

“分からない” から “分かる” に振り切る瞬間が
いちばん快感なんよ。

得点が伸びると、世界の”音”が変わる

TOEICの点が伸びると
自分の世界の”音”が変わる。

カフェで英文が耳に入った時、
「あ、これ品詞パターンだ」って気付いたり、
英語の記事を読んだ時、
主語と動詞が自然に目に入ったり。

日常の中で、
「できる」 が勝手に積み上がっていく感覚。

これがTOEICの快感の本質。

だから、品詞から始めると “成長が見える速度” が速い

単語帳より先にやる理由はこれ。

成長の快感が、最速で来るから。

1問単位で “できる” が増えるから、
学習のドーパミンが途切れない。

TOEICの成長カーブって、
序盤で “快感” を感じるかどうかで継続が変わる。

品詞問題は
「点が伸びていく快感の初速を作る」
最強のパートなんよ。


→ 記事②「品詞問題攻略・基本編(語尾判断)」へ

この記事の理解度チェック

  • □ Part5の問題構成(品詞25%、語彙30%、文法45%)を理解した
  • □ 品詞問題が意味不明でも解ける理由が分かった
  • □ 基本的な語尾判断(-ly、-tion、-ful)ができるようになった
  • □ Part5全体の時間配分戦略(10分以内)を把握した
  • □ 品詞問題を10秒で解く重要性を理解した

まとめ

Part5は30問、10分で解く必要がある。
でも、全部を同じように解こうとすると時間が足りない。

Part5攻略の第一歩は「品詞問題」から。

  • 品詞問題は25-30%(7-9問)、40-50点相当
  • 意味が分からなくても解ける唯一の問題タイプ
  • 語尾判断で10秒で解ける
  • 確実に取れる得点源

あたいも品詞問題に集中してから、Part5の正答率が66%まで上がった。
1問あたり43秒かかってたけど、確実に取れる問題を見極めることで、Part7に時間を残せるようになった。

次の記事では、品詞問題の語尾判断を詳しく解説する。
語尾パターンを覚えれば、意味が分からなくても10秒で解ける。

少しずつでも、”取れる問題”を増やしていけばいい。

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