TOEIC Part3が聞けない本当の理由|300点から600点を目指す人へ

「英語は聞こえてるはずなのに、気づいたら何も残ってない」。300点から600点を目指す人がPart3で詰まる理由は語彙不足じゃない。受け止める用意がないから、情報が流れて消えるんだ。10秒準備シートで解決する。

TOEIC Part3が聞けない本当の理由|語彙じゃない、聞く前の準備だった

この記事は「Part3が聞き取れない初心者向け」です。

Part3は「聞く前の準備」ですべてが決まります。
この文章は、僕が300点台から抜け出すときに最初に整えた
“聞く前のOS(準備の地図)” をまとめたものです。
詳しい現象分析は下の関連記事にまとめています。

📝 この記事でわかること

  • Part3で「聞こえるのに解けない」本当の理由
  • 情報を受け止める用意がないと流れて消える仕組み
  • 10秒準備シートで正答率が44%→88%に改善した実践記録
  • 選択肢から会話の型を特定する具体的な方法

Part3は88%取れたのに、なぜか同じ形式のはずのPart4は66%で止まった。
「同じリスニングなのに、なぜ差が出た?」――この疑問からすべてが始まった。

違いは何だろう?語彙?集中力?

何度も聞き返してみて分かったのは、音自体は聞こえている。
でも、「聞く前に何を想定していたか」の違いで、理解の深さがまるで変わっていた。

違った。
「受け止める用意」――つまり、音を聞く前に「何について話すか」の準備ができているかどうかだった。

📊 実際のデータ:Part3正答率の推移

初回(準備なし):44%(17/39)← 集中切れ・Part3後半で迷子
15日目(準備シート導入):66%(6/9)← +22%改善
21日目(準備シート定着):88%(16/18)← さらに+22%改善

💡 10秒準備シートを使い始めてから、わずか6日で正答率が22%向上。

英語が聞こえても、それを受け止める用意がなければ、情報は流れて消える。

日本語でも同じだ。
例えば、上司が「昨日の件なんだけど」と話し始めたとき、それが仕事の報告なのか雑談なのか分からなければ、すぐに返せない。
TOEICの会話も同じで、「話の土台」がないと理解が追いつかない。

TOEICのPart3も同じ。
聞く前に「何について話すか」の用意をしておけば、音声が流れても迷子にならない。

目次

😣 Part3で詰まる瞬間

こんな経験ないだろうか。

  • 聞いてる途中で「あれ、今誰の話だっけ?」となる
  • 会話が長くなると、最初の方を忘れる
  • 選択肢を読んでる間にパニックになる
  • 「聞けば分かる」のに「試験だと無理」

これ、全部「受け止める用意がない」から起きている。

🧠 問題の本質:情報が流れて消える

Part3で詰まる構造はこうだ。

❌ 準備なしで聞くと…

情報洪水のループ

  1. 先読みで選択肢を読もうとする
  2. 全部読めない → パニック
  3. 音声が始まる → 何も準備できてない
  4. 情報が流れてくる → 受け止められない
  5. 聞き逃す → 焦る → さらに聞けない

聞く能力はあるのに、受け止める準備ができていないから溺れる。

にっしー

Part3、途中で誰が何を言ってるのか分からなくなるんだよね。最初は聞けてるのに…

チャッピー

それ、聞く能力の問題じゃないよ。聞く前の準備ができてないんだ。情報を受け止める用意がないから、流れて消えちゃう。

にっしー

受け止める用意?

チャッピー

うん。例えば、日本語でも「仕事の話かプライベートの話か」分からないまま会話を聞いたら、理解するのって大変でしょ?英語も同じ。聞く前に「何について話すか」の用意をしておくんだよ。

状況をつかむ準備(登場人物・場所・目的)

Part3で必要なのは「聞く能力」じゃなくて、「聞く前の準備」だった。

音声が始まる前の10秒で、情報を受け止める用意を3つ作る。
それだけで、聞こえ方が変わる。

この準備で、頭の中に“情報を置く棚”ができる。
これがあるだけで、流れてくる音が整理されて聞こえるようになる。

📋 10秒準備シート

TOEIC Part3の10秒準備シートの図解
10秒準備シートで聞く前に受け止める用意を3つ作る。

10秒で聞く用意を作る

① シチュエーション判定(2秒)
□ 仕事の話 □ 日常の話
② トピック(3秒)
□ 配送 □ イベント □ 案内 □ トラブル対応 □ その他
③ 聞くポイントを3つ決める(5秒)
📍 誰が: [話者の立場]
📍 何を: [問題/予定/依頼]
📍 次は: [これからすること]


聞く用意ができる

あとは音声を受け止めるだけ

話題の軸を持つ準備(流れを1本化する)

ここから実際の手順を見ていこう。
Part3形式の問題を使って、10秒準備シートを作る流れを体験する。

🎧 練習問題

Questions

71. What problem does the woman report?

(A) The printer is out of paper.

(B) The printer is not turning on.

(C) The printer shows an error message.

(D) The printer is printing incorrectly.

72. What does the man suggest the woman do?

(A) Wait for a technician to arrive.

(B) Use a different printer temporarily.

(C) Remove paper from the printer.

(D) Restart her computer.

73. What will the technician do?

(A) Replace the printer.

(B) Install new software.

(C) Clear the print queue.

(D) Order more supplies.

✅ 選択肢から状況を読み取る

音声が始まる前に、選択肢をざっと見る。
この時点で「会話の型」が見えてくる。

  • 「printer」「technician」が繰り返し出る → 仕事の話(オフィス機器)
  • 「problem」「suggest」が問われている → トラブル対応の会話

💡 TOEICの選択肢には「会話の型」を示すキーワードが隠れている。
problem / suggest → トラブル対応、order / delivery → 手配・確認、schedule / meeting → 日程調整

📋 10秒準備シートを作る

会話の型が分かったら、10秒準備シートを作る。

この問題での10秒準備

① シチュエーション(2秒)
→ 仕事の話(オフィス)
② トピック(3秒)
→ トラブル対応(プリンター問題)
③ 聞くポイント(5秒)
📍 何が: どんな問題?
📍 対応: どう解決する?
📍 次は: 女性は何をする?

この準備シートがあれば、音声が流れてきたときに情報を受け止める用意がある
パニックにならない。

切り替わりに備える準備(But / Actually / Sorry)

Part3では、会話の途中で「でも」「実は」と方向転換が起きる。
この切り替わりで情報を見失わないよう、転換のサインに備えておくことが重要だ。

詳しい転換処理の仕組みは、関連記事(記事050)で解説している。
ここでは「準備の段階で、転換が来ることを想定しておく」ことだけ覚えておこう。

練習で整える準備(普段からやること)

Part3の復習で大事なのは、「聞く前の準備」で作った枠を、
「聞いた後にもう一度確認して定着させる」こと。つまり、「何度も聞く」じゃなく「置く練習」だ。

ここでいう「置き直し」とは、もう一度頭の棚に情報を再配置する練習。
「聞こえたか」ではなく「正しい場所に置けたか」を確認する。

📚 効果的な復習ステップ

3ステップ復習法

Step 1: スクリプトを見ずに聞く
10秒準備シート使用 → 音声 → 解答
Step 2: スクリプトで確認
聞き逃した部分は「どの場所に置くべきだったか」を確認
Step 3: 目隠し再生
スクリプトを隠して音声だけ聞く → キーワードを”置く”練習

ポイントは、「聞こえたか」じゃなく「置けたか」を確認すること。

💡 Abceedでの復習Tips

  • スクショで視界確保:UIが邪魔なら問題をスクショして別アプリで見る
  • 2倍速はNG:最初は等倍で「置く練習」を優先
  • シャドーイングより先に:まず情報を置けるようになってから音読へ

📊 Part3とPart4の違い

Part3(会話)とPart4(トーク)は形式が違うけど、10秒準備シートは両方で使える

項目Part3(会話)Part4(トーク)
話者2人1人
準備のコツ「誰が誰に」の関係性「何について話すか」の目的
聞くポイント問題→解決策→次のアクション状況→理由→次の予定

Part4は1人が話すから、関係性じゃなく「話の目的」を最初に掴むのがポイント。

💡 Part4の準備シート詳細は別記事で解説予定

✅ まとめ

  • Part3で詰まる理由:受け止める用意がないから情報が流れる
  • 解決策:10秒準備シートで聞く前に用意を3つ作る
  • 準備の内容:シチュエーション(2秒)→トピック(3秒)→聞くポイント3つ(5秒)
  • 復習のコツ:聞き直しじゃなく「受け止める練習」
  • Part4も同じ:話者が1人になっても、準備シートは使える
💬 チャッピーからのメッセージ:
Part3は語彙戦じゃなくて、準備戦。
「聞く能力」があるなら、あとは「受け止め方」を変えるだけ。
聞く前に整える、それがPart3の本質だ。

🔗 関連記事(Part3の理解を深めたい方へ)

聞き方のズレを全体からつかむ
Part3が安定しない本当の理由|0-100%の変動を克服する方法

流れの取り方の具体例
>Part3が聞けない本当の理由|語彙じゃない、流れをつかめていないだけ

butで落ちる頭の中(転換事故)
Part3のbutで崩れる理由|転換処理の遅延という盲点

300–500点層が伸びない理由(土台の問題)
>TOEIC300-500点が伸び悩む理由|土台を整える3つのステップ


📚 参考リンク


この記事は実際の学習記録(Part3 88% / Part4 66%の経験)をもとに執筆しています。

🎧 Part3攻略シリーズ(全3回)

この記事は「Part3攻略シリーズ」の第1回です。準備→流れ→転換の順で読むと、Part3の全体像が見えます。

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