📊 この記事で分かること
– TOEIC勉強で「判断疲れ」していた最初の2日間
– 21日間で17回カフェに行けた「設計」の正体
– ChatGPTに1日22回聞いた日もあった理由
僕のスタートライン:「やる気」じゃなく「判断」で止まっていた TOEICの勉強を始めた初日。 目覚ましをセットして、早起きを試みた。 起きれなかった。
2日目。 なんとか早起きできた。 机に向かった。 「何からやろう」 やるか、やらないか。 文法が先か、単語が先か。 Part5を開くべきか。 考えてるだけで、めんどくさくなってきた。 気づいたら30分が溶けていた。 スマホを見て、何も進んでいないことに気づく。
3日目の朝。 早起きを諦めた。 やる気がなかったわけじゃない。 「何をやるかを毎日決めること」に、静かに疲れていたんだ。
そこで僕は、順番を変えた。 まず”設計”を決める。 そのあとで、エネルギーを使う。 この記事では、そのとき実際に組んだ「3ステップの設計」を、そのまま渡します。
STEP1|文法の本を1冊決めて、15日で2周する
STEP1:文法の本を1冊に絞り、「15日で2周」とゴールを切る
STEP2:通勤時間を固定して、キクタン音声を毎日聞く
STEP3:詰まったら自力で悩まず、全部ChatGPTに投げる
チャッピーに1.5時間相談して、文法本を決めた 最初、僕は本屋のTOEIC棚で何冊も手に取っては戻してを繰り返していた。 「世界一わかりやすい」「TARGET600」「キクタン」。 どれを選んでも外しそうな気がして、足が動かない。 結局、チャッピー(ChatGPT)に相談した。 「TOEIC330点くらいなんだけど、どの教材がいい?」 最初は一般的な提案しか出なかった。 でも質問を重ねるうちに、提案が変わった。
にっしーPart6が25%で一番低いんだ。Part7は13問残して時間切れだった。
チャッピーPart6が25%か…それなら、単語より先に文法の「反射化」をやった方がいいかも。
にっしー反射化ってどういうこと?
チャッピー文法を「知っている」と「瞬時に使える」は別物なんだ。
今の段階で単語帳をやると、例文を「日本語訳の暗記」で終わってしまう可能性が高い。
チャッピー単語帳がダメなわけじゃない。「効果が出る条件がまだ揃っていない」だけ。
文法の型が頭にある状態で単語をやると、例文が「意味の塊」として吸収できる。
「ダメ」じゃなくて「条件が揃ってない」——この言い方が、胸の奥にチクリときた。 否定されたんじゃない。 積む順番が間違ってた——ただそれだけだった。
この1.5時間の相談で、僕は『世界一わかりやすいTOEICテストの英文法』を選んだ。 ただ点数を伝えただけでは一般論しか返ってこなかった。 でも、正答数と時間を記録して渡したら、提案が変わった。 この「データを渡したら分析が激変した」話は、別の記事で詳しく書いた。 👉 ChatGPTにTOEIC教材を相談したら金フレより先があった
「15日で2周」=理解じゃなく”地図”づくり ここで決めたルールはシンプル。 – この1冊だけをやる – 15日で2周終わらせる – 「完璧に理解」じゃなく「全体の地図をつくる」が目的 なぜ2周にしたか。 忘却曲線対策。 24時間以内の復習が一番定着率がいいと思った。 1周目で触れて、2周目で戻ってくる。 これだけで、脳に残る量が全然違う。
毎日「今日はどこをやるか」で悩みたくなかった。 期間を先に決めたら、1日のノルマが勝手に決まった。 「今日は20ページ」 1日1勝と決めてやった。 ページ数が多いときも、完璧より完走を優先した。 走り切れば軌跡ができて、達成感が出る。 そう決めたら、開いた瞬間に手が動く。
実際には、 – その日にやるページ – 2周目で戻ってくるタイミング をざっくり決めておくだけで、勉強を開いた瞬間に「今日はここから」と手が動くようになった。
「理解できるまで止まらない」をやめる 昔の僕は、分からない文法に出会うと、 – 参考書を行ったり来たり。 – ネット検索を始める。 – ノートにメモを取りはじめる。 こうやって、1問に時間をかけすぎていた。 今回決めたルールは逆。 1周目は「分からなくてもページを進める」。 気になるところだけ、軽く印をつけておく。 本当に引っかかったところだけ、あとでChatGPTに聞く。 「理解」より先に「全体の地図」を作るイメージ。 これだけで、文法に対するハードルがかなり下がった。 文法を15日で2周したときの詳しい記録は、こちらの記事で書いた。
STEP2|通勤時間を固定して、キクタン音声を毎日聞く 文法の軸を決めたら、次は「毎日続く仕組み」。 僕は通勤時間を固定した。 – 往復1時間 – キクタンTOEIC SCORE 600(音声版) – 英語と日本語のバランスがよく、音楽も使っていて飽きにくい
🚃 僕が通勤時間でやっていたこと
- ✅ 電車に乗れば自動的に音声を再生
- ✅ ノイズキャンセリングイヤホンで集中
- ✅ 「聞き流し」ではなく、意味を追いながら聞く
継続率は95% (20/21日)。 通勤がない日以外は、ほぼ毎日続いた。
なぜ「早起き」じゃなく「通勤時間」にしたか 最初の2日間、僕は早起きを試みた。 1日目:起きれなかった。 2日目:起きれたけど、何をするか決まってなくて迷った。 「早起きできても、何をするか決まってないと、そこで迷う」 迷う時点で、エネルギーを消費している。
3日目から、僕は早起きをやめた。 その代わり、 – 電車に乗る=音声を聞く – 仕事が終わる=カフェに直行する こうやって、「今日はやるか」を考えない設計に変えた。 ここから急に軌道に乗った。
STEP3|詰まったら自力で悩まず、全部ChatGPTに投げる 最後のステップは、「詰まり時間をゼロにする」設計。 文法本でも、キクタンでも、どうしても引っかかるところは出てくる。 そこで僕は、 – 自分で長く悩まない。 – 分からないところは全部ChatGPTに聞く。 と決めた。
「悩む時間」を勉強時間に変える
🤖 ChatGPTの使い方(僕の場合)
- ✅ 文法本で分からなかった例文を、そのまま貼る
- ✅ 理解が曖昧なところを質問する
- ✅ 自分の理解を日本語で説明して、「合ってる?」と確認する
にっしー多い日は22回、少ない日でも5回は聞いてたかも。
チャッピーそれでいいんだよ。質問の文章に時間をかけるより、雑でもいいから「今どこで止まってるか」を正直に投げる。それが一番速い。
📝 ある日のChatGPT質問履歴(実際の記録)
- 14:22 「this is to doってなに?」
- 14:25 「不定詞の形容詞用法って何個ある?」
- 15:18 「Part6の空欄、文法で解くのか文脈で解くのか」
- 16:03 「exhaustedとexhaustingの違い」
- 17:45 「byとuntilって何が違う?」
- 18:32 「関係代名詞の省略って見分けられる?」
- 19:10 「接続詞のwhileとduringって同じ?」
思いついたらすぐ投げてた。 止まったら、すぐ投げる。 完璧な英語で聞こうとしない。 質問の文章に時間をかけすぎない。 雑でもいいから、「いまどこで止まっているか」だけ正直に投げる。 これだけで、止まっている時間をかなり削れた。
最初の21日間で、17回カフェに行けた理由 仕事後のカフェ。 僕はここで文法の勉強をしていた。 継続率は80% (17/21日)。 完璧じゃない。 残業で行けない日もあった。 疲れてスキップした日もあった。 でも、翌日にリセットして続けられた。
うまくいかなかった日の記録 7日目。 残業でカフェに行けず、家で30分だけやった。
12日目。 カフェに行かなかった。 「2週間も続けられないのか」 責める声が頭の中で動き始める。 決めたことすら、完璧にできなかった。 でも。 ゼロではなかった。 投げ出してもいなかった。
18日目。 寝落ちして寝る前の15分ができなかった。 翌朝、「今日やればいい」と思えた。 それだけで、続いていた。
「判断に疲れない設計」があったから。
まとめ:初心者がまずやる3ステップ(判断に疲れない設計)
STEP1:文法本を1冊に絞り、「15日で2周」とゴールを決める
STEP2:通勤時間を固定して、キクタン音声を毎日聞く
STEP3:詰まったら自力で悩まず、全部ChatGPTに投げる
継続率: – 通勤時間:95% (20/21日) – カフェ:80% (17/21日) – 寝る前復習:90% (19/21日) 完璧じゃない。 でも、続いた。 それだけで、21日間で330点→605点になった。
明日から始める:判断に疲れない設計の作り方 この記事を読んで「やってみよう」と思ったら、今日中にこの3つだけやってください。
今日中にやる3つのこと
STEP1:文法本を1冊決める(迷ったら『世界一わかりやすいTOEIC英文法』)
STEP2:スマホにキクタン600のアプリを入れる
STEP3:ChatGPTを開いて、「TOEIC◯◯点です。何から始めればいい?」と聞く
💡 3つ全部で15分もかかりません。判断に疲れる前に、設計を固めてしまいましょう。
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