TOEIC Part5 which問題の解き方|関係代名詞か名詞節か3秒で見抜く
理解できるのに選べない——この”体感5分フリーズ”の正体
📘 この記事で分かる3つのポイント
- Part5のwhichで止まる「判断のズレ」の正体
- 3秒で判断できる「見る順番」の固定法
- 1週間で身体化させる練習メニュー
whichで脳が止まる瞬間
手が止まる。
頭が真っ白になる。
時計の針だけが進んでいく。
「またこれか…」
小さな絶望が胸に落ちる。
昨日も同じ問題で止まった。
一昨日も。
「which = 関係代名詞」って決めつける。
先行詞を探す。
見つからない。
焦る。
適当に選ぶ。
外す。
このループ、いつまで続くの?
TOEIC Part5のwhich問題
二択まで絞れる。
でも正答率51%。
マジでコイントス。
解説読む。
「あぁ、そうか」
「なんだ、簡単じゃん」
「次は絶対できる」
でも3問後。
また同じミスしてる自分がいる。
なんで?
私バカなの?
違った。
知識の問題じゃない。
あなたが悪いんじゃない。
あなたの理解力が低いわけじゃない。
whichを見たときの「判断の手順」がなかっただけ。
TOEIC Part5に出る2種類のwhich
💡 文法用語が苦手な人へ
- 名詞節 =「〜かどうか」「どれを〜するか」みたいな”カタマリ”
- 関係代名詞 = さっき出てきた名詞を後ろから説明するパーツ
この2つだけ覚えておけばOK。
私も最初そうだった。
「whichは関係代名詞でしょ?」
「先行詞探せばいいんでしょ?」
違った。
whichには裏の顔があった。
表の顔:関係代名詞
The report which was submitted yesterday
needs revision.
先行詞(report)がある。
これ探すやつ。
「どんなレポート?」を説明。
whichの後は不完全な文。
裏の顔:名詞節
I don't know which option is better.
先行詞がない。
探すものがない。
「どちらが〜か」全体が名詞。
whichの後は完全な文。
「知ってる」と「使える」の間に深い谷がある。
それが「判断の仕方」の問題。
3秒で見抜く判断ルール
3秒ルールの目的
「どのwhichか迷ってフリーズする時間をなくすこと」
正答率も上がるけど、一番の効果は“止まらずに解けるようになること”です。
ある日、気づいた。
「私、毎回同じとこ見てない?」
そして編み出した。
見る順番を固定すれば、迷わない。
3秒見抜き法
ステップ1:後ろを見る
「名詞+動詞」がある → 名詞節で決定
「名詞+動詞」がない → 関係代名詞で決定
ステップ2:前を見る
動詞の後 → 名詞節濃厚
名詞の後 → 関係代名詞濃厚
ステップ3:特殊パターン
「which … to V」の形 → 100%名詞節
これだけ。
シンプルすぎて笑える。
でも最初は使えなかった。
なぜか?
体が覚えてないから。
頭で理解しても、手が動かない。
なぜ止まる?Part5 whichで起きる5つの混線
whichで止まる。
それはあなたが悪いんじゃない。
頭の中の処理手順が混線してるだけ。
よくあるつまずきパターン
パターン1|条件反射
whichを見た瞬間。
「関係代名詞!」と脳が決める。
パターン2|見当違い
先行詞を探して迷子になる。
名詞節には先行詞がないのに。
パターン3|知識の穴
「名詞節のwhich」の存在を知らない。
パターン4|判断基準なし
二択で迷う。
「なんとなくA」「なんとなくB」の無限ループ。
パターン5|学習が定着しない
解説読んで「わかった」。
3問後、また同じミス。
実際の1分が、体感5分になる現象。
これが”which地獄”の正体。
そして最悪なのは…
毎回ゼロから考えてる。
だから成長しない。
脳内で起きてること
The manager needs to determine which approach would be most effective.
30秒で何が起きてるか
whichを見た瞬間、「関係代名詞だ」と決めつける。
先行詞を探す。見つからない。
「昨日もこれやったな…」と思いながら、もう一度最初から読む。
選択肢を見る。どっちでもよく見えてくる。
結局「もういいや、Bで」と適当に選ぶ。
——これが30秒の正体。
正解は「名詞節のwhich」でした。
知ってたはずなのに。
昨日も同じとこで間違えたのに。
1週間の練習メニュー
正直に言う。
最初の3日間は
「これ意味あるの?」って思ってた。
Day 1-2:基礎訓練
which問題だけ20問連続。
1問1秒で判断。
声に出す。
結果:20問中14問間違えた。
Day 3-4:パターン認識
頻出パターンをカード化。
- decide which to V → 100%名詞節
- know which S V → 名詞節
- determine which → 名詞節
気づき:動詞の後のwhich、ほぼ名詞節じゃん
Day 5-6:スピード強化
見る順番を固定。
後→前→判断。
タイマーで1問30秒以内。
5日目、何かが変わった。
Day 7:実戦投入
Part5混合問題50問。
which問題8問中6問正解。
平均解答時間:8秒。
「できるようになってる…」
数字で見る変化
判断の仕方が変わった瞬間
初日:51%(運ゲーすぎて笑った日)
3日目:62%(名詞節の存在にやっと気づいた日)
7日目:78%(「あれ?読めてる」って初めて思った日)
14日目:82%(6秒で判断できて涙出た日)
知識は増えてない。
単語も特に覚えてない。
ただ「見る順番」を固定しただけ。
Part5形式で練習しよう|実践問題
ここまで読んだあなたなら、もう解ける。
実際にやってみよう。3秒で判断できるか試してみて。
チャレンジ問題
問題1
The team leader must decide which strategy _____ implement.
(A) to (B) will
問題2
The software which _____ installed has bugs.
(A) was (B) they
問題3
She couldn't determine which document _____ the info.
(A) containing (B) contained
3秒で解く
問題1:decide which「どの〜にするか」=名詞節
→ 後ろは「to V」で「〜すべきか」という形 → (A) to
問題2:software which → 名詞の後ろ = 関係代名詞
→ 後ろは「_____ installed」で主語が欠けてる → (A) was
問題3:determine which「どの〜か」=名詞節
→ 後ろは「document _____ the info」で完全な文が必要 → (B) contained
よくある質問
Q:解説読んでも次また間違える
それは「理解」で止まってるから。
「処理」まで落とし込む必要がある。
Day 1-2を3回繰り返して。
Q:時間制限で焦る
最初は時間無制限でOK。
正確な判断を体に染み込ませる。
焦りは「処理の自動化」で消える。
Q:thatとwhichも混乱する
わかる、ここも沼だよね。
ただ、判断の手順が別なので、いま同時にやると混乱する。
まずは「whichの2種類」だけ先に固めるのが最速。
私に起きた変化
2週間前の私:
「また外した…」
「解説読んでもピンとこない」
「明日も同じミスするんだろうな」
「Part5、私には向いてないのかも」
でも今は:
which見た瞬間、まず後ろを見る。
「名詞+動詞ある。名詞節確定」
6秒で次の問題へ。
何が変わったか?
知識は増えてない。
単語も特に覚えてない。
ただ「見る順番」を固定しただけ。
2週間の変化
正答率:51% → 78%
解答時間:30秒 → 6秒
心境:「運ゲー」→「根拠持って選べる」
特別な才能とか要らない。
判断のズレを直しただけ。
あなたも「which = 関係代名詞」の呪いから解放される。
今日から。
いや、この記事読み終わった瞬間から。
昨日の私みたいに、もう迷わなくていい。
二択で止まる時間、終わりです。
診断チェックリスト
判断パターン診断
3つ以上当てはまったら見直しが必要:
- whichを見た瞬間「関係代名詞!」と決めつける
- 先行詞を探して時間を浪費する
- 「名詞節のwhich」の存在をよく忘れる
- 二択で迷って最後は勘で選ぶ
- 解説読んでも次また同じミスをする
Part5全体の攻略法が知りたい人へ
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