この記事は、
理解できないまま進んだ1か月の記録です。
入らない文法も、決めきれない二択も、完璧にしないまま前に送った。
TOEIC学習の001-030を振り返る総集編。
完璧にしないと決めた1か月
──理解できないまま、歩みを止めなかった記録
—
表紙直下・導入
この1か月、
私は「理解すること」より
「止まらないこと」を選び続けていた。
入らない文法も、決めきれない二択も、
完璧にしないまま前に送った。
これは、
理解できないまま進んだ時間の記録です。
第1章|1か月目、私は何をしていたのか
――当時は気づいていなかったが、迷いを消す処理をしていた
🕰 当時の私(ログ)
初日に公式問題集を受け、
15日かけて文法を一周した。
そのあと、アプリ模試に移行した。
正しい勉強法をしている、という感覚はなかった。
ただ、次のページを開き続けていた。
途中で不安がなかったわけじゃない。
でも、考えるより先に手を動かしていた。
👀 今の私(注釈)
今振り返ると、この1か月でやっていたのは
勉強ではなく、迷いを発生させない設計だった。
🪓 この章で私が切った判断
正しく理解することより、
迷わず走り切ることを優先した。
第2章|文法を終えて、アプリ模試に移ったとき
――入らないものを「今じゃない」と切った判断
🕰 当時の私(ログ)
文法を15日で一周した。
でも、入らないところがあった。
第4文型。
make、give のように、動詞ごとに取る形が決まる話。
理屈は分かる。でも頭に残らない。
品詞の語尾も同じだった。
ly、ity、ce。
どの語尾がどの品詞になりやすいか。
説明は読めるのに、脳みそが反応しない。
each と every の使い分けも、同様だった。
違いは分かる。でも、使おうとすると止まる。
⚖️ 分岐点(本当に怖かったこと)
怖かったのは、理解できないことじゃない。
完璧を目指して立ち止まることだった。
ここで止まれば、
15日完走の流れが壊れる。
一度止まったら、また「理解できるまで進めない」に戻る。
それは、過去に何度もやってきた失敗だった。
👀 今の私(注釈)
当時は正しいかどうか分からなかった。
ただ、回る方を選んだ。
結果として、
入らなかった文法が、
後になって「使おうとする道具」に変わっていった。
🪓 この章で私が切った判断
今の頭で入らないものは、
無理に処理せず未来に送った。
第3章|whichで二択から選べなかった理由
――知識を足す前に、迷いの発生源を切り分けた
🕰 当時の私(ログ)
which の問題で、最後の二択になると止まった。
文は読める。選択肢もどちらも成立して見える。
でも決められない。
⚖️ 分岐点
気づいた。
これは which を知らないからじゃない。
決める順番がないからだ。
何を見て、どこで決めるか。
それが未定義のまま、二択に残っていた。
👀 今の私(注釈)
知識を増やしても解決しない感覚があった。
だから私は、迷っている場所の特定に切り替えた。
🪓 この章で私が切った判断
知識を増やすより、
迷いが生まれる場所を特定することを選んだ。
第4章|Part3が聞けなかった理由
――能力ではなく、準備の問題として扱った
🕰 当時の私(ログ)
聞き取れない原因を、
語彙や耳のせいにしなかった。
冒頭で、
誰が何の話をしているかを掴めていない。
それが、後半まで響いていた。
👀 今の私(注釈)
聞き方を工夫する前に、
聞く前の準備を整える必要があった。
🪓 この章で私が切った判断
聞けなかった原因を、
能力ではなく準備の問題として扱った。
第5章|回し始めて起きた変化
――精度より回転数を守る設計へ
🕰 当時の私(ログ)
アプリ模試は手軽だった。
記録も残る。回せる。
感覚で答えている問題は多かったが、
止まらなかった。
👀 今の私(注釈)
後になって、
文法を「使おうとする自分」が現れた。
完璧じゃなくても、前に進めたからだ。
🪓 この章で私が切った判断
精度より回転数を守る設計に切り替えた。
—エピローグ|1か月目を振り返って
この1か月で、
分かるようになった実感は少ない。
でも、
迷いは減った。
何を今やらないか。
何を未来に送るか。
その判断が、身体に残った。
この判断は、
TOEICに限らず、
学び直し全般で何度も使うことになる。
これは正解を示す記録じゃない。
ただ、
理解できないまま進んだ時間にも価値があった
という事実を残しておきたかった。
それだけだ。
—この1か月を真似するなら、これだけ守って
入らない文法は「今じゃない」と決めて先に進む
二択で止まったら「知識不足」じゃなく「順番未定義」を疑う
聞けない問題は、聞き方より「聞く前」を整える
精度が荒くても、回転数だけは止めない
これだけで
思想 → 行動 に変換される。
この1か月の記事一覧
この記録で参照した001-030の記事です。
- 001_TOEIC挑戦を始めた日の記録
- 002_TOEIC公式問題集を初めて解いた結果|300点台の現実から見えた5つの改善ルート
- 013_【15日で完走】世界一わかりやすいTOEICテストの英文法で文法の地図をつくる
- 016_TOEIC300点台→580点へ|世界一わかりやすいTOEIC英文法を15日で走り切った結果
- 032_意味わかるのに解けない|TOEIC300点台あるある
- 034_TOEIC Part5 which問題
- 007_Part3が聞けない本当の理由|語彙じゃない、聞く前の準備だった
状況別:次に読む記事
あなたの状況に合わせた次の記事
- 完璧主義で止まってしまう → 055_TOEIC勉強してるのに伸びない理由|チャーハンで気づいた振り返りの欠如
- 文法が入らなくて困っている → 013_【15日で完走】世界一わかりやすいTOEICテストの英文法で文法の地図をつくる
- 二択で止まる癖を直したい → 054_TOEIC二択で外す人の勘違い
- Part3が聞けない → 007_Part3が聞けない本当の理由|語彙じゃない、聞く前の準備だった
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▶ 001_TOEIC挑戦を始めた日の記録
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▶ 054_TOEIC二択で外す人の勘違い
この記事は、TOEIC学習の1か月目(001-030)を振り返る総集編です。完璧を目指さず、理解できないまま進んだ時間の記録として残しています。
—次に読むべき記事
→ TOEIC勉強してるのに伸びない理由|チャーハンで気づいた振り返りの欠如
完璧を目指さず進む判断と、振り返りの記録を組み合わせることで、学習の質が変わります。
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