「どう選べばいいかわからん」——TOEIC教材を探し始めた瞬間、頭がざわついた。世界一?TARGET600?金フレ?選択肢が多すぎて、1時間半も迷った。この記事では、ChatGPTとの対話で「金フレより先にやるべきこと」が見えた体験談を紹介します。
本屋のTOEIC棚の前で、何冊も手に取っては戻してを繰り返した。
何を選んでも”外しそう”な気がして、足が動かない。
「選べない自分」がだんだん嫌になってくる。
この時はまだ知らなかった。迷いの原因が「情報不足」ではなく”順番の間違い”だったことを。
TOEIC教材の最初の相談:「おすすめは?」
TOEIC330点くらいの状態で、ChatGPT(チャッピー)に教材を相談した。
にっしーTOEIC330点くらいなんだけど、600点目指すならどの教材がいい?
チャッピー600点を目指すなら、まず語彙力を固めるのが効率的だよ。
おすすめは速読速聴STANDARD1800。
読む・聞く・語彙を同時に鍛えられる。
その後で金フレに進むと、語彙の定着率が上がる。
なるほど、と思った。速読速聴→金フレ→公式問題集。王道のルートだ。
しかし、ここで終わらなかった。
TOEIC教材の提案がコロコロ変わる——迷いが増幅した
チャッピーに追加で質問すると、「世界一」「Evine」「TARGET」など複数の教材名が出てきた。
教材の違いが理解できるほど、逆に迷いが増える。
「なんでコロコロ変わるん?」「何を信じれば正しいん?」
情報が増えすぎて、判断停止寸前だった。
TOEIC Part別のスコアを伝えたら、提案が変わった
チャッピーに「もっと詳しく分析してほしい」と頼んで、Part別の正答率を伝えた。
僕のPart別データ
| Part | 正答率 | 状況 |
|---|---|---|
| Part1 | 66% | 平均より上。得点源 |
| Part2 | 60% | 反射スピード不足 |
| Part3 | 43% | 情報処理が追いつかない |
| Part4 | 57% | 集中力と語彙量が鍵 |
| Part5 | 50% | 文法基礎あり、語彙が追いつかない |
| Part6 | 25% | 最弱点:文脈処理が未発達 |
| Part7 | 31% | 時間配分崩壊、読む体力不足 |
にっしーPart6が25%で一番低い。
Part7は13問残して時間切れだった。
Part6が25%——良くないことは分かってはいた。
でも、数字として突きつけられると、きつい。
チャッピーPart6が25%か…これは重要な情報だね。
Part6の正答率が低いということは、文脈の中で文法を使う力がまだ弱いってこと。
単語を覚えても、文の中で使えないと点数に結びつかない。
先に文法の「反射化」をやった方がいいかもしれない。
「反射化」という言葉が引っかかった。
TOEIC教材「金フレは今は早い」と言われた理由
にっしー反射化ってどういうこと?
文法は一応わかってるつもりなんだけど。
チャッピー文法を「知っている」と「瞬時に使える」は別物なんだ。
たとえば、Part5で選択肢を見て「これかな…いや、こっちかも」と迷う時間が長いなら、
それは文法を「知識」として持っているけど、「反射」で使えていない状態。
今の段階で金フレをやると、例文を「日本語訳の暗記」で終わってしまう可能性が高い。
にっしー確かに、Part5で迷う時間が長かった気がする…
チャッピー金フレがダメなわけじゃない。
「効果が出る条件がまだ揃っていない」だけ。
文法の型が頭にある状態で金フレをやると、
例文が「意味の塊」として吸収できる。超効率的になる。
でも型がない状態だと、ただの暗記になって文脈で使えない。
「ダメ」じゃなくて「条件が揃ってない」——この言い方が、胸の奥にチクリときた。
「文法は分かってるはず」——ずっとそう思ってた。
でも「知ってると使えるは別物」の一言が刺さった瞬間、気づいた。
ああ、僕がずっとやってたのは”頭に入れるだけ”であって、”使えるようにする練習”じゃなかったんだ…
この瞬間、勉強のやり方を変えなきゃいけないと思った。
否定されたんじゃない。積む順番が間違ってた——ただそれだけだった。
金フレを使うべきタイミング
- 文法を「反射」で使える状態になってから
- 目安:Part5で「迷わず選べる」問題が増えてきたとき
- 具体的には600点突破後が効果的
TOEIC教材の提案はこう変わった——転換点
チャッピーが「理解型のあなたには、世界一→ChatGPTテストの流れが最短」と言った瞬間、何かが腹落ちした。
「あ、これやっと腹落ちした」
教材ではなく、僕のタイプに合わせた設計を提示された。混乱が静かに収束し始めた。
最初の提案
速読速聴STANDARD1800 → 金フレ → 公式問題集
最終的な提案
世界一わかりやすいTOEIC英文法 → キクタン600 → 速読速聴STANDARD1800
チャッピー今の段階にベストなのは『世界一わかりやすいTOEIC英文法』だと思う。
TOEIC形式で文法を整理できて、音声もついてる。
「知っている」を「使える」に変換する教材。
それと並行してキクタン600で語彙の音慣れをしよう。
速読速聴STANDARD1800は、文法の反射化ができてからメイン教材にするのがベスト。
『世界一』か『中学英文法で600点!』か——最後まで迷った。
にっしー中学英文法で600点!も良さそうだけど、世界一とどっちがいいの?
チャッピー『中学英文法で600点!』は文法ルールの再確認向け。
でもあなたの場合、文法は「見ればわかる」段階まで来てる。
『世界一』は「なぜそうなるか」が丁寧に書いてあるから、
理解型のあなたには『世界一』の方が合ってると思う。
結局、「なぜそうなるのか」が丁寧に書いてある『世界一』を選んだ。
暗記ではなく理解ベースで進められる——それが僕のタイプに合っていた。
「そっか、そういう流れなら迷わんわ」
視界がクリアになった。
なぜ提案が変わったのか
| 変化のポイント | 理由 |
|---|---|
| Part6が25%だった | 文脈処理の前に、文法の反射化が必要 |
| Part5で迷う時間が長い | 「知っている」と「使える」のギャップがある |
| 金フレは600点後 | 文法の型がないと、暗記で終わる |
このTOEIC教材選びから学んだこと
ChatGPTに「おすすめ教材は?」と聞くだけなら、一般論が返ってくる。
しかし、自分のデータを具体的に伝えると、提案の精度が上がる。
今回の場合、「Part6が25%」という情報が、教材選びを根本から変えた。
ChatGPTを「相談相手」として使うコツ
- 点数だけでなく、Part別の正答率を伝える
- 「どこで迷ったか」「何が難しかったか」を具体的に話す
- 提案に対して「なぜ?」と深掘りする
- 対話を重ねることで、自分に合った提案に近づく
TOEIC文法の反射化ができたら、金フレが効く
チャッピーはこう言っていた。
チャッピー文法の型が頭にある状態で金フレをやると、
例文が「意味の塊」として吸収できる。
今は「走る」より「足腰を作る」時期。
土台ができてから金フレに進めば、爆発的に効く。
「金フレより先にやることがある」——これが、AIとの対話で見えた結論だった。
「決まった…これでいく」
もしあなたも「教材選びで迷ってる」「何から始めればいいかわからない」なら、それは情報不足じゃなくて、順番のズレかもしれない。
まとめ:TOEIC教材選びは弱点から逆算する
ChatGPTに教材を相談するときは、「おすすめは?」で終わらせない。
自分のスコア、Part別の正答率、どこで迷ったか。
これを具体的に伝えることで、「自分に合った教材」が見えてくる。
僕の場合、「金フレは今は早い」という答えは、Part6が25%というデータから導き出された。
1時間半の迷いは、ムダじゃなかった。
「どの教材を買うか」より「なぜその順番なのか」がわかった。
「この1.5時間、ムダじゃなくて意味あったんだ」——そう思えた。
あなたも、ChatGPTを「ツール」ではなく「相談相手」として使ってみてほしい。
対話を重ねることで、一般論では見えなかった答えが出てくるはずだ。
教材選びに正解はない。でも「今の自分に合っているか」は必ずある。
それを見つけるには、対話が一番の近道だよ。
この記事は実際のChatGPTとの対話をもとに構成しています。
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