TOEIC Part6|意味は分かるのに解けない理由【4/16問だった実例で解説】
単語は読めるのに正答率25%。これが僕のPart6だった。
原因は「文の構造が見えないまま読む」こと。
330点→470点→605点と上げる中で、この罠にずっとハマっていた。
- 単語は読めるのに正答率25%になる理由
- “文構造が見えない”という初級者最大の罠
- Part6で迷わなくなる読み方
- and並列・品詞・構造の型
- 21日でリーディング推定+160点の改善プロセス

Part6(16問)で正解4問。正答率25%。
でも読んでる時は「意味は分かるな」と思ってた。
この差が330点の正体です。
実例:僕の脳が見落とした「文の構造」
公式問題集10、Part6で起きた失敗:
問題文:
“The manager reviewed the proposal carefully and _____ the team to proceed.”
選択肢:
(A) tell
(B) told
(C) telling
(D) to tell
僕が読んだ時の理解:
「マネージャーが提案を注意深く見直して、チームに進めるように伝える」
意味は完璧に分かった。でも答えが選べなかった。
なぜか?
andの前後が同じ形になるという文法ルールを知らなかったから。
reviewed(過去形)とandで並列だから、答えは(B) told。
僕はこれが見えなかった。
単語の意味は全部分かる。文の意味も取れる。
でも「文の構造」が見えていなかった。
あなたも同じ読み方をしてる可能性が高い。
Part6が解けない人の3つの共通点
- 単語は読めるが、文の構造(SVO・並列)が見えない
- 文法の”型”がインストールされてない
- 意味を”つなげる読み”をしているため記憶が持たない
330〜400点帯の9割がこのパターン。僕もそうだった。
TOEIC初回330〜400点帯で最も多い失敗パターンは「単語は読めるのに文構造が見えない」。
だから「自分の読み方のクセを直す方法」だと思って読んでほしい。
僕の脳で起きた3段階の誤作動
manager、reviewed、proposal、carefully
→ 全部知ってる単語だから「読めてる」と思う
「マネージャーが提案を見直す」
→ 文の構造は無視して、意味だけつなげる
andの後に何が来るか分からない
→ 「tell?to tell?どっちでも意味は通るな」
→ 文法的な根拠なしで選んで不正解
意味は分かっても、構造が見えなければ正解できない。
Part別の失敗パターン(実データ)
初回330点のリーディングで何が起きていたか:
| Part | 正答率 | 脳で起きていたこと |
|---|---|---|
| Part5 | 50%(15/30問) | 品詞の区別がつかない |
| Part6 | 25%(4/16問) | and並列が崩れる |
| Part7 | 31%(17/54問) | 前文を忘れる、時間切れ |
Part6の25%が最悪だった。
文脈把握問題は全滅。and並列も見抜けない。
これが「読めるのに解けない」の正体。
なぜ「読める単語が意味にならない」のか
理由1:文法の「型」を知らない
Part5の品詞問題で起きた失敗:
“The manager reviewed the report _____ before the meeting.”
(A) careful(形容詞)
(B) carefully(副詞)
僕は「どっちでも意味は通るよな」と思って(A)を選んだ。
不正解。
正解は(B)。なぜか?
「動詞を修飾するのは副詞」という型を知らなかった。
reviewed(動詞)を修飾するから副詞のcarefully。
これが「型」。意味じゃなく、構造のルール。
僕はこの型を知らなかったから、意味だけで判断して落とした。
理由2:文構造が見えない
Part6で正答率25%になった原因:
“The company increased production and _____ new staff.”
(A) hiring
(B) hired
(C) to hire
(D) hire
僕が読んだ時:
「会社が生産を増やして、新しいスタッフを雇う」
意味は完璧に分かった。でも答えが選べない。
andの前後は同じ形というルールを知らなかった。
increased(過去形)とandで並列だから、答えは(B) hired。
これが「文構造」。
単語の意味を知ってるだけでは見えない、文の骨格。
理由3:記憶が持たない
Part7で一番きつかったのがこれ。
長文を読んでて、3行目を読んでる時には1行目を忘れてる。
何度も読み返す。時間がなくなる。焦る。
結局、時間切れで最後の13問は全て塗り絵。
なぜこうなるのか?
単語を1つ1つ読んでるから、記憶の容量が足りなくなる。
文の構造が見えていれば、意味の塊で記憶できる。
でも僕は単語レベルで読んでたから、記憶がすぐ消えた。
21日で580点達成した対策
僕が「読める単語が意味にならない」状態から抜け出した方法:
対策1:文法の「型」を15日で叩き込む
『世界一わかりやすいTOEICテストの英文法』を15日で2周した。
品詞の見分け方、時制、接続詞、関係詞。
全部「型」として頭に入れた。
覚えた「型」の例:
- 動詞を修飾するのは副詞
- andの前後は同じ形
- 主語の後には必ず動詞
- 前置詞の後は名詞
結果:
| Part5 | 初回50% → 15日後67% |
| Part6 | 初回25% → 15日後56% |
品詞問題は型を覚えただけで正答率が跳ね上がった。
対策2:文構造を「見える化」する練習
ChatGPTを使って、文構造を分解する練習をした。
やり方:
- Part6の問題文をコピペ
- 「この文の主語と動詞はどれ?」と聞く
- S(主語)V(動詞)O(目的語)を色分けして表示してもらう
- and並列を確認
これを毎日10問やった。
結果、Part6の正答率が改善:
- 初回:25%(4/16問)
- 7日目:38%(推定)
- 15日目:56%
and並列が見抜けるようになった。
文の構造が「見える」感覚が芽生えた。
対策3:「塊読み」で記憶を保つ
Part7対策として「塊読み」を練習した。
1文1文じゃなく、意味の塊で読む。
例:
The company / announced yesterday / that it would expand / its operations / in Asia.
(会社は / 昨日発表した / 拡大すると / 事業を / アジアで)
スラッシュで区切って、塊ごとに理解する。
これで前の文を忘れにくくなった。
Part7の正答率:31%(初回)→ 38%(15日目)→ 44%(21日目)
まだ低いけど、「読める感覚」は確実に変わった。
21日間でここまで変わった
| 項目 | 初回(Day 0) | 21日後 |
|---|---|---|
| 総合スコア | 330点 | 605点 |
| リーディング | 約115点 | 約275点 |
| Part5 | 50% | 73% |
| Part6 | 25% | 69% |
| Part7 | 31% | 44% |
リーディング推定+160点。
文法の型と文構造の理解で、ここまで変わった。
※リーディングとリスニングの個別点数は、総合スコアと正答率から推定した参考値です。
まとめ:読める単語を意味に変える方法
WHY:なぜ意味にならないのか
読める単語が意味にならない最大の原因は「文の構造が見えないまま読む」こと。
単語の意味を知ってるだけでは、文法問題は解けない。
文の骨格が見えないから、前文を忘れる。
HOW:どう改善するか
文構造を見えるようにする3ステップ:
- 文法の「型」を覚える(15日間)
- 文構造を分解する練習(毎日10問)
- 塊読みで記憶を保つ(Part7対策)
WHAT:今すぐ何をするか
文法書を1冊選んで、15日で1周する。
品詞の型だけでも覚えれば、Part5の正答率は跳ね上がる。
21日でリーディング推定+160点は、文法の型を身につけた結果だ。
今すぐやること
今日から始める3ステップ
- 文法書を1冊用意(世界一わかりやすいTOEIC英文法など)
- 品詞の見分け方を読む(15分)
- Part5を5問解いて、型を確認する
15日続けたら、Part5の正答率は17ポイント上がる。


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