TOEIC1問20秒の嘘|実測したら50秒かかった話
公式問題集の初回は「肌感覚」を確かめるためだった
- 先入観:Part5は1問20秒でいける
- 現実:実測50秒、Part5だけで25分消費
- 結果:Part7で45問中25問が塗り絵
戦略的に時間配分できなかった。ただ「体感」を知りたかっただけ。
初回TOEICの地獄、覚えてる?
- 解いてるつもりなのに時間だけが消えていく
- 自分でページをめくる手が震える
- まだPart5なのに時計が20分を指してる
- 「え、もう20分経ってるの?嘘でしょ?」
- 焦る → 読めない → 焦る の悪魔ループ
- Part7の長文が巨大な壁に見える
TOEIC公式問題集を初めて解いた日。
ネットで調べた情報では「Part5は1問20秒」「10分で終わらせる」と書いてあった。
でも、初めてだからまず自分の肌感覚を確かめたかった。
時間配分?後で考えればいい。
まずは素の状態でどうなるか知りたい。
初回は高得点を狙うんじゃない。
自分の実力と時間感覚を知るための測定だ。
その結果が、これだ。
⏱️ 理想と現実の残酷な差
| Section | 理想(ネット情報) | 実際(初回) | 差 |
|---|---|---|---|
| Part5(30問) | 10分 | 25分 | +15分 |
| Part6(16問) | 10分 | 20分 | +10分 |
| Part7 SP(29問) | 25分 | 25分 | ±0分 |
| Part7 MP(25問) | 30分 | 5分 | -25分 |
Part5で25分。1問あたり50秒かかってた。
「20秒で解ける」なんて、誰の話だ?
時計の秒針だけが無情に進んでいく。
「これが本番だったら…」という想像が、焦りを加速させる。
🔥 なぜ初心者はPart5で時間が溶けるのか
1. 「確かめたい」という欲求
初回テストの目的は点数じゃなかった。
初回で確かめたかったこと
- 問題文を読むのにどれくらいかかる?
- 選択肢を全部読むとどうなる?
- 分からない問題で粘るとどうなる?
- 素の実力でどこまでいける?
戦略的じゃなかった。ただ「体感」が欲しかった。
2. Part5での「分かりそう」地獄
「あと10秒考えれば分かりそう」の繰り返しで時間が溶けた。
特に品詞問題。
「形容詞か副詞か…」と悩んで1問50秒。
結果:Part5だけで25分消費
3. Part7での「塗り絵タイム」
Part7のMultiple Passages(MP)に入った時、残り5分だった。
25問を5分。1問12秒。
読む時間すらない。
長文を開いた瞬間、絶望した。
「これ、日本語でも5分じゃ読めない」
文字の海が、ただの模様に見えた。
「読む」という動作が脳内から消えて、”埋めるだけの作業”になる瞬間がある。
⚠️ 塗り絵の実態
25問すべて「B」でマーク。
確率的に6-7問は当たるはず…と思ったら3問しか当たらなかった。
📊 初回の時間配分から分かったこと
✅ 分かったこと
- 初回は1問50秒かかった
- 悩むと時間が2倍になる
- Part6も予想以上に重い
- 塗り絵25問は致命的
❌ 分からなかったこと
- 戦略的に解いたらどうなるか
- 時間を意識したらどう変わるか
- 捨て問を作ったら点数は?
- 本来の実力
初回は「実験」だった。
データを取るためのテストラン。
🔄 初回の失敗があったから
この「肌感覚」を元に、次回から戦略を立てることができた。
7日後には470点(+140点)まで改善。
Part7の塗り絵も大幅に減った。
でも、これは初回で「自分の実力」を確かめたからこそできた調整だった。
⏰ 時間感覚のズレを修正する方法
1. まず「素の時間」を知る
初回テストで戦略的に解く必要はない。
むしろ実力を知るデータが貴重。
2. 「20秒ルール」は忘れる
ネットの情報は800点以上の人の話。
330点レベルなら1問30-40秒が現実的。
3. 捨て問を決める勇気
Part5で悩む問題は飛ばす。
その15秒でPart7が1問解ける。
まとめ:初回の絶望は必要だった
TOEIC初回で時間配分を失敗した。
Part5で25分使い、Part7で25問塗り絵。
「1問20秒」なんて夢物語だった。
でも、この失敗があったから自分の「肌感覚」が分かった。
初回は点数を狙うんじゃない。
データを取るためのテストラン。
時間感覚のズレを知ることが、
次への第一歩になる。
初回で時間が溶けたのは「失敗」じゃない。
戦略を作るための素材になった。
あの絶望があったから、7日後に470点が取れた。
「素の実力」を知ったから、改善点が見えた。
初回の公式問題集は、自分の実力を測る日。
それ以上でも、それ以下でもない。
初回は”弱点を見つける日”。
次回が”初めて戦える日”。





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