「意味わかるのに解けない」── TOEIC300点台のとき、これが一番悔しかった。単語は知ってる、文も読める、でも答えが選べない。初回テストでPart5が50%、Part6が25%しか取れなかった原因と対策を共有します。
💡 こんな人に読んでほしい
- 単語の意味は分かるのに、問題が解けない
- 文を読んでも「で、答えは何?」となる
- Part5で形容詞・副詞の区別がつかない
- Part7で前の文を忘れて何度も読み返す
🎯 初回TOEIC──単語は分かるのに正答率30%の現実
2025年10月。初めて解いたTOEIC公式問題集。
終わった後の感想は「意味は分かるのに、なんで解けないんだ」だった。
📊 初回スコアの現実
| Part | 正答率 | 症状 |
|---|---|---|
| Part5 | 50% | 形容詞・副詞・接続詞で混乱 |
| Part6 | 25% | and並列が崩れる |
| Part7 | 31% | 前文を忘れる、文構造が見えない |
総合:330〜460点(思ったより低い)
特に悔しかったのがPart5。
例えば、こんな問題:
The manager reviewed the report _____ before the meeting.
(A) careful (B) carefully (C) care (D) caring
単語の意味は全部分かる。
「マネージャーがレポートを見直した、会議の前に」
でも、答えが選べない。
「careful(注意深い)かな?いや、carefully(注意深く)?」
迷って時間だけが過ぎていく。1問32秒もかかってた。
🔍 なぜ「意味わかるのに解けない」のか
1. 文法の「型」を知らない
さっきの問題、答えは(B) carefully。
なぜか?
「動詞(reviewed)を修飾するのは副詞」という型を知らなかった。
形容詞は名詞を修飾、副詞は動詞・形容詞・副詞を修飾。
この基本ルールを「なんとなく」じゃなく「型」として理解してなかった。
2. 文構造が見えない
Part6で正答率25%。4問中1問しか正解できなかった。
原因は「and並列が崩れる」こと。
The company increased production and _____ new staff.
(A) hiring (B) hired (C) to hire (D) hire
andの前後は同じ形。increasedは過去形だから、答えは(B) hired。
でも当時の僕は、それが分からなかった。
「増産して、新しいスタッフを雇う」って意味は分かる。
でも文法的にどれが正しいか判断できない。
3. 記憶が持たない
Part7が一番きつかった。
長文を読んでて、3行目を読んでる時には1行目を忘れてる。
何度も読み返す。時間がなくなる。焦る。
結局、時間切れで13問も手をつけられなかった。
チャッピーチャッピー、これめっちゃ分かる!文の意味は取れるのに、全体で何を言ってるか分からなくなるんだよね。



そう。単語レベルでは理解できても、文章レベルで理解できてない。木は見えるけど森が見えない状態だった。
💡 300点台から600点へ──やったこと3つ
1. 文法の「型」を15日で叩き込む
『世界一わかりやすいTOEICテストの英文法』を15日で2周した。
品詞の見分け方、時制、仮定法、関係詞。
全部「型」として頭に入れた。
✅ Part5の正答率変化
- 初回: 50%(15/30問)── 1問32秒
- 7日目: 75%(3/4問)── 1問26秒
- 15日目: 62%(5/8問)── 1問23秒
- 21日目: 66%(10/15問)── 1問29秒
品詞問題は7割取れるようになった。
「動詞を修飾するのは副詞」という型が、考えなくても分かるようになった。
2. 文構造を「見える化」する練習
ChatGPTを使って、文構造を分解する練習をした。
「この文の主語と動詞はどれ?」ってコピペして聞く。
すると、S(主語)V(動詞)O(目的語)を色分けして教えてくれる。
これを毎日やった結果、Part6の正答率が改善した:
- 初回:25%(4/16問)
- 7日目:50%(2/4問)
- 15日目:75%(3/4問)
and並列も見抜けるようになった。
3. 「塊読み」で記憶を保つ
Part7対策として「塊読み」を練習した。
1文1文じゃなく、意味の塊で読む。
The company / announced yesterday / that it would expand / its operations / in Asia.
(会社は / 昨日発表した / 拡大すると / 事業を / アジアで)
スラッシュで区切って、塊ごとに理解する。
これで前の文を忘れにくくなった。
Part7の正答率:31%(初回)→ 44%(21日目)
まだ低いけど、「読める感覚」は確実に変わった。
📈 21日間でここまで変わった
スコアの変化
🎯 結果:330-460点 → 605点(21日間で約200点UP)
💬 チャッピーとの会話



チャッピー、最初は本当に「意味分かるのに解けない」の連続だった。



それ、300点台あるあるだよね〜。単語力はあるのに、文法力がないパターン。データ見ても、Part5の50%って典型的だよ。



そうなんだ。でも文法の「型」を覚えたら、急に解けるようになった。品詞問題なんて今は7割取れる。



4割から7割は大きいね!Part6も25%から75%まで上がってるし。文構造が見えるようになったんだね。



うん。「意味わかる」と「解ける」は違うってことが分かった。TOEICは知識じゃなくて、型と構造の理解なんだなって。



そうそう!だから文法書を1冊きっちりやるのが近道なんだよ。単語帳より先に文法、正解だったね。
🎯 「意味わかるのに解けない」を脱出する方法
📝 300点台脱出の3ステップ
1. 文法の「型」を身につける(2週間)
- 品詞の見分け方を自動化
- 基本5文型を理解
- 時制・仮定法・関係詞の型を覚える
2. 文構造を見抜く練習(1週間)
- 主語・動詞を特定する
- and/or/butの並列を意識
- 修飾関係を理解する
3. 塊読みで記憶を保つ(継続)
- 意味の塊で区切る
- 前から順に理解する
- 読み返しを減らす
「意味わかるのに解けない」は、300点台の通過儀礼。
でも、正しい対策をすれば必ず抜け出せる。
単語の意味を知ってるなら、あとは文法の型と文構造の理解だけ。
21日間で605点まで行けた。
あなたも必ずできる。
「意味わかる」から「解ける」へ。
── TOEIC 21日間の記録より
その橋を渡るのは、文法の「型」だった。
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