TOEIC初受験を控えている人へ。僕は最初に公式問題集を解いた。例題をマークしたり、主語が長くて読めなかったり、時間配分が分からなかった。でも、これらに気づけたから、解決策がわかった。
📝 TOEIC初受験前に模試1回やるだけで50点変わる理由|『形式慣れ』がスコアを左右する
💬 初めて受ける人にアドバイスを届けたい
にっしーチャッピー、TOEIC初めて受ける人にアドバイスを届けたいんだけど、何から伝えればいい?



それなら、にっしーもやった「模試を1回解くこと」だよ。問題点に気づけば、解決策がわかってくる



そうだね。僕も最初に公式問題集を解いて、自分の問題点が見えたんだ



その経験こそが、初受験を控えている人に一番伝わるアドバイスになるよ
😰 僕が模試を解いて気づいた3つの問題点
僕は最初に公式問題集を解いた。
昼飯を抜いて、自宅の机で2時間通しで解いた。
そこで気づいた。英語力以前に、3つの大きな問題があることに。
問題点1:例題をマークしてしまった
リスニングが始まって、最初に流れる例題の説明を「これが本番の問題だ」と勘違いして、必死にマークシートを塗っていた。周りを見渡すと、誰も鉛筆を動かしていない。その瞬間、「これ、例題か…」と気づいた時には、もう遅かった。
Directions(指示音声)がどこで流れて、どこから本番が始まるのか。これを知らなかった。
問題点2:主語が長くて読み取れなかった
リーディングでは、文構造が全く見えなかった。
ちなみにTOEICリーディングは、Part5(短文穴埋め30問)、Part6(長文穴埋め16問)、Part7(読解54問)の3つで構成されている。
主語が長い文になると、どこが主語でどこが動詞なのか分からなくなる。andで並んでいる単語も、どこが並列でどこが主節か見分けられない。
構文が見えないから、読むスピードも遅い。Part7では、文を読むだけで精一杯。次の文を読んでいる間に前の文を忘れてしまう。
問題点3:時間配分が全くわからなかった
Part5を何分で解けばいいのか全くわからず、気づいたら30分も使っていた。
残り時間はわずか。Part7の長文を残したまま、時間切れ。マークシートの最後は空白だらけで終わった。



これらに気づけたから、解決策が見えたんだ



そう。模試を解くことで、何が問題なのかがわかる。これが模試を解く最大のメリットだ
🎯 問題点を解決すれば、点数が上がる
模試を解いて気づいた3つの問題点。これらを解決すれば、点数は上がる。
TOEICは英語力だけじゃなく、「形式慣れ」で点数が大きく変わるテストだということ。
模試1回で変わること
| 問題点 | 解決策 | 効果 |
|---|---|---|
| 例題をマークしてしまう | Directionsの流れを知る | 本番で焦らない |
| 主語が長くて読めない | SV構造を見抜く練習 | 読むスピードが上がる |
| 時間配分がわからない | どこまで解けるかを知る | 本番の戦略が立つ |
例えば、リスニングのテンポ。Directions(指示音声)がどこで流れて、どこから本番が始まるのか。これを知っているだけで、心の準備が整う。例題をマークしてしまうこともない。
主語が長い文も、SV構造を見抜く練習をすれば読めるようになる。どこが主語でどこが動詞なのか、文構造がわかってくる。
時間配分も同じ。Part5とPart6にかかった時間をメモしておく。20分以内に収まったか、30分もかかったか。これを知るだけで、次の改善点がわかる。Part7は最後まで解けなくて当たり前。チャット形式や短い文章を優先して、長い文章は捨ててもいい。模試を解くことで『自分はどこまで解けるか』がわかる。それが本番での戦略になる。
つまり、模試1回で分かるのは「時間の流れ方」と「問題構造」。この2つが整うだけで、本番での焦りが激減する。



模試1回でそんなに変わる?英語力は変わらないのに?



英語力は変わらない。でも、反応速度は変わる。リスニングの音声がどこから始まるか知っているだけで、心の準備ができる。Part5を何分で解くか体で覚えているだけで、焦りが減る。変わるのは英語力じゃなく、頭の中の反応スピードだ
効果の数値化──たった1回で20〜50点変わることも
一般的に、模試を1回やるだけで、スコアは20〜50点変わることが多い。解説復習まで込みなら、100点近く伸びることもある。
理由は単純。本番で初めての展開に戸惑わないから。リスニングの音声スピード、リーディングの文章量、マークシートの塗り方。これらが全て「予習済み」の状態で本番を迎えられる。
模試を解くことで、問題点に気づける。問題点に気づけば、解決策がわかる。解決策を実行すれば、点数が上がる。TOEICはどれだけ準備したかで差がつくテスト。模試1回は、本番に強くなる一番早い方法だ。
—📚 僕が使ったのはTOEIC公式問題集
僕が使ったのは、TOEIC公式問題集。
理由は3つ:
1. 本番と同じ出題形式:TOEIC運営団体のETSが作成しているので、問題の質が本番と同じ
2. 音声スピードが正確:リスニングの音声が本番と同じ速度
3. 解説が丁寧:間違えた問題の復習がしやすい
他の模試集も悪くはないが、初受験前の「形式慣れ」という目的なら、公式問題集が最も効果的。1冊に2回分の模試が入っているので、1回目で形式を確認し、2回目で時間配分を練習できる。
僕がやった模試の使い方
僕は以下の手順で模試を使った。詳しくは別記事「TOEIC公式問題集を初めて解いた結果」で書いている。
ステップ1:本番と同じ環境で解く
– 2時間通しで解く
– スマホは電源オフ
– タイマーを使って時間を計測
– Part5とPart6にかかった時間をメモする
ステップ2:答え合わせ+スコア換算
– 正答数を数える
– 公式問題集の換算表でスコアを確認
– 「今の実力はこのくらい」と把握
ステップ3:問題点を書き出す
– なぜ間違えたのか分析
– 時間配分のミスか、知識不足か
– 次回に活かす解決策を考える
この3ステップで、模試1回の効果が最大化される。特に「ステップ3の問題点の書き出し」が重要。ここを飛ばすと、模試の効果は半減する。
時間がない人向け:リスニングとリーディングで分ける方法
「2時間通しは無理」という人は、リスニングとリーディングで分けて解いてもいい。
– リスニング(45分):休日の朝や集中できる時間
– リーディング(75分):別の日に時間を確保
リスニングは45分通しで、リーディングは75分通しで解く。この2回に分けるなら、ある程度の効果は得られる。大事なのは、各セクションを通しで解いて、時間配分の感覚を掴むこと。



2時間通しじゃないと意味ないんじゃないの?



通しの方がベストだけど、リスニングとリーディングの2回に分けるのはOKだよ。リスニング45分通しで解けば、音声のテンポと集中力の保ち方が分かる。リーディング75分通しで解けば、時間配分の感覚が掴める。『一度も触れずに本番』と『一度でも触れた』の差は大きいからね
✅ まとめ──問題点に気づけば、解決策が見える
僕は最初に公式問題集を解いた。
例題をマークしたり、主語が長くて読めなかったり、時間配分が分からなかった。
でも、これらに気づけたから、解決策がわかった。
模試を解くことで、問題点がわかる。問題点がわかれば、解決策がわかる。解決策を実行すれば、点数が上がる。
TOEIC初受験を控えている人へ。模試を1回やってみてほしい。本番の音が、明らかに『聞こえ方』から違ってくる。
模試1回で変わるのは、英語力じゃなく”本番の動き方”。
その感覚をつかんだ瞬間、TOEICはもう怖くない。
今日からできること
1. TOEIC公式問題集を1冊手に入れる
2. 2時間確保して、1回分を本番形式で解く
3. 問題点を書き出して、解決策を考える
この3ステップで、本番のスコアが20〜50点変わる。形式慣れは、いちばんコスパの高いTOEIC対策だ。
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