ChatGPT TOEIC 勉強法を使えば、AIがあなたの苦手を構造的に分析し、最短で点数を伸ばす勉強の順番を見つけられます。この記事では、ChatGPTでTOEICスコアを分析し、15日で型を整える方法を紹介します。

ChatGPTに点数だけ伝えた結果
2025年10月、公式問題集を初めて解いた。しかし、結果は予想以上に低かった。実際、以下のようなスコアだった。
- リスニング:215〜280点(正答53/100)
- リーディング:115〜180点(正答36/100、未着手13問)
- 合計:330〜460点
最初にChatGPT(チャッピー)に点数だけを入力してみた。
にっしーTOEIC公式問題集で、リスニング215〜280点、リーディング115〜180点だった。
何からやればいい?



リスニングは半分以上できてるね。
リーディングをやるなら単語からが良いよ。金フレがおすすめ。



なんか普通だね。
もっと僕に合った勉強方法はないの?



点数だけだと全体像はまだ見えないかも。
正答数や解答時間、どのPartで集中が切れたかを記録してみよう。
その情報があると、分析の精度がぐっと上がるよ。
間違ってはいない。ただし、どこか物足りなかった。僕が知りたかったのは「何から」「どう優先順位をつけるか」だった。つまり、点数だけでは、チャッピーも一般論しか出せないということだ。
正答数・時間を入力したら分析が激変
そこで、正答数・時間・集中切れの記録をまとめて、もう一度チャッピーに入力してみた。


📊 僕の記録データ(2025年10月・初回)
| セクション | 正答数 | 時間 | 推定スコア | コメント |
|---|---|---|---|---|
| Listening |
53/100( |
集中切れ:Part3後半 | 215〜280点 | 問題位置を間違えて聴く場面あり/外音に注意を奪われた |
| Reading | 36/100( P5:15/30 P6:4/16 P7:17/54 未着手:13) |
Part5=16分/Part6=13分/Part7=時間切れ | 115〜180点 | 文構造と語彙が弱く、形容詞・副詞・接続詞で混乱/and並列が崩れる/長文では前文を忘れる |
| 合計 | — | — | 330〜460点(予想) | 思ったより低い/基礎の抜けを痛感 |
データ入力で見えた課題の構造
このデータをチャッピーに再入力した瞬間、分析の”精度”が一気に跳ね上がった。つまり、点数という「結果」だけでなく、時間・集中・思考の流れといった”過程”を見せることで、AIの分析が人間の思考に近づいたのだ。その結果、これまで見えなかった課題の構造が明確になった。



正答と時間を整理してみたよ。
リーディングはPart7が13問残し。
集中も切れて、長文を読むたびに前の内容を忘れてたなー。



なるほど。主な原因は文法識別の遅さだね。
“英語力が足りない”のではなく、”文法判断の遅さ”がボトルネック。
つまり、”知っているのに使いこなせていない”状態。
だからまずは文法の型を再構築して、判断スピードを取り戻そう。



確かに、選択肢を見るたびに迷ってた気がする。
文法の型って、どこからやり直すのがいい?



今のスコア帯なら、文法を一から暗記するよりも、TOEIC形式で出てくる「型」を整理していく方が効率的。
つまり、“文法+実戦形式”を同時に回すのがベスト。
その結果、点数だけを投げた時には出なかった「原因の構造」が、データを入れた途端に見えた。
ChatGPTはただのツールじゃない。「正しい情報」を渡せば、僕の中でモヤモヤしてた課題が形になる。これは予想外だった。
具体的には、チャッピーが指摘したのは、こうだった。
- 語彙不足よりも先に、文法識別の遅さが問題
- 長文で前文を忘れるのは、構文処理が追いついていないから
- まずは「文法の型」を再構築すべき
文法に戻る決断と、教材選び
分析を見ていて気づいたのは、「理解できていない場所ほど、時間を食っていた」ということ。
つまり、点数が低かった理由は「知識不足」だけじゃなく、
問題を読んでから答えを決めるまでの”思考の迷い”にもあった。
この発見が、僕にとって最初の転機だった。
教材選びの迷いと判断基準
チャッピーに「まず文法からやろう」と言われて納得した。ところが、どの教材を選ぶかで新たに悩むことになった。なぜなら、基礎固めと実戦対策、どちらを優先すべきか判断が難しかったからだ。



文法からやり直しするならテキスト選びからだね。
『中学英語からやり直すTOEIC L&Rテスト超入門』と
『世界一わかりやすい TOEICテストの英文法』で迷ってる。



いい質問だね。
データを見ると、Part5の正答率はちょうど50%くらい。
つまり”基礎はあるけど、TOEIC形式での瞬発力が足りない”段階。
だから今回は、『世界一わかりやすい TOEICテストの英文法』を選ぶ方が合ってると思う。
少し難しめだけど、今のレベルならギリ届くし、得点効率が高い。



なるほど。中学英語の復習より、TOEIC形式で慣れた方がいいってことか。



そうそう。”基礎の抜け”を埋めるよりも、”実戦での見極め力”を磨く段階だね。
TOEIC形式に慣れると、Part6・7の読解スピードにも効いてくる。
1日1章ペースの現実性



『世界一わかりやすい〜』って15章あるよね。
1日1章ペースで15日で回すのは現実的かな?



1日1章なら、仕事終わりでも無理なく続けられるはず。
初回は1章あたり30〜40分くらいかかると思う。
ただ、2周目の復習なら20〜30分でいける。
大事なのは「続けること」。
1章進めるだけでも十分頑張ってるし、週末とか余裕がある日は軽く復習できればベストだね。



うん、そのくらいなら現実的かも。
じゃあ1日1章を基本にして、余裕がある日は復習も入れてみる!



いいね!あと、1日10分だけでも英語音声を聴こう。
「意味が分からなくても聞く」だけで、リスニング耐性が育つよ。



了解。じゃあ15日プランはその方針で行こう!
📘 使用教材:
『世界一わかりやすい TOEICテストの英文法【改訂版】』(著:関 正生)
全15章構成で、1日1章ペースなら約15日で基礎の型を整えられる構成。
TOEICの文法問題(Part5〜6)対策に特化しており、英語が苦手な社会人にも扱いやすい1冊です。
📅 『改訂版 世界一わかりやすいTOEICテストの英文法』を使った15日プラン
| 期間 | 内容 | 目的 |
|---|---|---|
| Day 1〜15 |
『世界一わかりやすいTOEICテストの英文法』を使用。 |
文法のフォームを整える |
| +α(毎日) |
YouTubeやPodcastで英語音声を10〜15分聴く。 |
リスニング耐性を作る |
こうしてチャッピーと一緒に立てた15日プランは、単なるスケジュールじゃなく「自分の理解を整える設計図」になった。
チャッピーが言うには、今はフォームづくりの時期。Part6・7を無理に進めても基礎が固まってないと続かない。だからこそ、まずは「正しい型で、無理をしすぎない」ことが大事だと。
この計画の何が良かったかというと、「やる順番」がはっきりしていたこと。僕は「単語も文法も長文も全部やらなきゃ」と焦っていたけれど、一方で、チャッピーは「まず文法の型を固めてから、段階的に進める」という構造を示してくれた。
その結果、優先順位が見えると、迷いが消える。勉強時間も通勤以外に30分取れれば合格と考えたら心も軽くなった。僕は、この15日間を実行することに決めた。
努力は点じゃなく”仕組み”で続けると安定するよ。
🪜 あなたもできる!ChatGPT TOEIC勉強法の始め方
この章では、実際にChatGPTを使ってTOEICスコアを分析・改善する方法を4つのステップで紹介します。
🔍 STEP 1:TOEICを1回解いて記録する
まずは公式問題集や模試を1回、時間を測って解こう。
大事なのは点数よりも、どこで詰まったかを残すこと。
「Part5で何分かかった」「どの問題で迷った」「集中が切れたのはどこか」──そんなメモが後の分析の材料になる。
💬 STEP 2:チャッピーに記録を共有する
記録した内容をそのままChatGPTに入力してみよう。
たとえば、
「Part5で15/30正答、16分かかりました。形容詞と副詞の区別で迷うことが多かったです。どこから対策すべきですか?」
こうした具体的なデータがあるほど、AIの分析が深くなる。
“データを渡す=相談の質を上げる”と思っておけばOK。
📚 STEP 3:提案された順番で少しずつ実行
ChatGPTが出した優先順位どおりに、1日1テーマでもいいから進めてみよう。
完璧を目指さず、”今できることから動く”意識で。
この記事の例では「文法の見直し」から始めたけれど、
人によっては「リスニング」や「語彙」からでも大丈夫。
🔄 STEP 4:わからなかったら、すぐチャッピーに聞く
2週間待たなくていい。
1章でも1問でも、「理解できなかった」「やり方が合っているか分からない」と思った瞬間に相談しよう。そのやり取りの中で、「何をどう聞くと理解が進むか」も自然に身についていく。
この“学びながら相談する”サイクルが、自分だけの学習リズムを作っていく。
💡 一歩先の学び方:ChatGPTで「考える力」を鍛える
ChatGPTへの質問精度が結果を変える
たとえば、僕が最初に「点数だけ」を投げた時、チャッピーは一般論しか返せなかった。しかし、正答数・時間・集中が切れた場所を記録してから再入力したら、分析が一気に深くなった。
ここまで読んで、「ChatGPTに任せれば勉強が楽になる」と思った人がいたら、それはちょっと違う。なぜなら、ChatGPTは、質問の仕方で答えの質が変わるからだ。
ChatGPTに投げるときは、ただ質問するんじゃなくて、
「今の自分がどんな状況か」を伝えることが大事。
どこで止まったか、何がわからなかったかを話していくうちに、
自然と答えが見えてくる。
状況の言語化が自己分析力を育てる
つまり、ChatGPTを使うってことは「自分の状況を言語化する」練習でもある。どこで詰まったか。何が理解できなかったか。どの時間帯で集中が切れたか。このように、状況を伝える習慣が、そのまま自己分析力になる。
その結果、質問の精度を上げるほど、返ってくる答えの質も変わる。
だから、チャッピーは先生じゃなくて、魔法でもない。でも、考えを整理してくれる”相棒”にはなれる。
さらに、この「質問力」は、TOEICだけじゃなく仕事や学び全般にも使えると僕は感じている。
次に進むために:あなたの学習が始まる番
👉 さあ、次はあなたの番です。
TOEICの記録をChatGPTに投げて、”自分だけの学習プラン”を見つけてみよう。
焦らなくていい。
1日5分でも「話して整理する」ことが、確実にあなたの力になるよ。
👉 ChatGPT TOEIC勉強法を試して、あなたの”学習の型”を見つけよう。
この記事は実際の学習データ(2025年10月・初回スコア330点)をもとに再現しています。
🪄 次の記事では「1週間文法を勉強してみて」を紹介します。








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